キッチンカーで儲かるメニューを、競合の多さと提供難易度の2軸で22品比較しました。食事・軽食・飲み物のカテゴリ別に特徴6つと選び方のコツを、全国のキッチンカーの出店を支援してきたMellowが解説します。
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- 「キッチンカーで成功するために人気メニューを知りたい」
- 「提供したいメニューがあるけど、ちゃんと儲かるか不安」
- 「どんなメニューが成功しているのか知りたい」
- 「キッチンカーを開業したいけど、メニュー選びで後悔したくない」
こんなことを考えていませんか?キッチンカーは中古車両なら約100万円から始められますが、車両代のほかに営業許可と保険の費用がかかります。売れ方は出店場所と時間帯でも変わるため、メニュー選びだけでは決まりません。全国のキッチンカーの出店を支援してきたMellowが、22品の具体例を解説します。
キッチンカーの儲かるメニュー22品 早見表
22品それぞれの競合の多さと提供難易度を、食事・軽食・飲み物のカテゴリ別に一覧で比較できるようにしました。詳しい特徴と選び方は、直後に続く【ランチ・食事編】【スイーツ・軽食編】【飲み物編】の各カテゴリで解説しています。
品目 | カテゴリ | 競合 | 提供難易度 |
ステーキ | ランチ・食事編 | 少〜中 | 中〜高 |
カレー | ランチ・食事編 | 多 | 低〜中 |
からあげ | ランチ・食事編 | 中 | 中〜高 |
和食 | ランチ・食事編 | 少 | 高 |
ラーメン | ランチ・食事編 | 少 | 高 |
ケバブ | ランチ・食事編 | 中 | 中 |
アジアンフード | ランチ・食事編 | 中 | 中 |
クレープ | スイーツ・軽食編 | 多 | 高 |
フライドポテト | スイーツ・軽食編 | 多 | 中 |
焼きそば | スイーツ・軽食編 | 中 | 中 |
かき氷 | スイーツ・軽食編 | 多 | 低 |
たこ焼き | スイーツ・軽食編 | 多 | 中 |
サンドイッチ・ハンバーガー | スイーツ・軽食編 | 中 | 中 |
焼き鳥 | スイーツ・軽食編 | 中 | 中 |
ホットドッグ | スイーツ・軽食編 | 中 | 少 |
わたあめ | スイーツ・軽食編 | 少 | 少 |
アルコール飲料 | 飲み物編 | 多 | 低 |
レモネード | 飲み物編 | 少 | 低 |
コーヒー | 飲み物編 | 中 | 中 |
タピオカミルクティー | 飲み物編 | 少 | 中 |
クラフトコーラ | 飲み物編 | 少 | 高 |
その他ソフトドリンク | 飲み物編 | 多 | 低 |
キッチンカーの儲かるメニューの特徴とは?
まずはキッチンカーで儲かるメニューの特徴を6つご紹介します。ご自身のメニュー開発の参考としてお読みください。
オリジナリティのある定番メニューである
キッチンカーで儲かるメニューを作るには、お客様が安心できる「定番メニュー」が基本です。多くのお客様は未知の味より、信頼できるおなじみの味を選びがちです。ただし、他の多くのキッチンカーと差をつけるため、独自の工夫が必要になります。例えば、地元の特産品を活用したり、特製スパイスで味わいに変化を加えることで、その地域だけのユニークな「定番メニュー」を創出し、顧客に新鮮さを提供し、印象深い体験を提供します。
更に、オリジナルな定番メニューは、他のキッチンカーとの差別化にも繋がり、業界内でのポジションを確立する手助けとなります。オリジナルメニューはお客さまに特別な食体験を提供し、リピーターを増やし、口コミでの集客効果も期待できます。出店場所を確保する際も、オリジナリティのあるメニューを提供できるキッチンカーは選ばれやすくなります。
ただ美味しいだけでなく、「その場でしか味わえない特別なメニュー」を提供することが、顧客の記憶に残ります。これには、定番の安心感とオリジナリティを融合させたメニュー作りが、人気のカギとなります。このようにして、キッチンカーは独自の魅力を放つことができるのです。
提供スピードが速い
キッチンカーでのメニュー提供において「提供スピードが速い」ことはとても重要です。お客さんは固定店舗と違い座って待つことができないうえ、暑い日や雨の日でも屋外で待つ必要があります。またオフィス街のランチタイムなど、昼休みで限られた時間で食事をする場合、より素早く提供することが求められます。その他にも、提供スピードが早ければより多くのお客さんに商品を提供することができるため、売上アップにも繋がります。昼休みによる来客がおよそ90分程度の現場を例にあげると
- 800円の商品を1食1分で提供しているキッチンカー:最大90分で90食×800円=7万2,000円
- 800円の商品を1食3分で提供しているキッチンカー:最大90分で30食×800円=2万4,000円
と、1日あたりの売上に大きな差が出ます。20日営業した場合の売上は144万円と48万円です。いずれも行列が途切れず90分間提供し続けた場合の上限値であり、売上であって収入ではありません。ここから食材原価・人件費・燃料費・出店料を差し引きます。出店料は売上に応じた割合で決まる形式があり、その場合は売上が増えるほど金額も増えます。差し引いた残りが手元に残る金額で、条件によっては残らないこともあります。さらに、キッチンカーの限られたスペースでは効率的なサービス提供が必須であり、オペレーションを簡素化し、かつ迅速に提供できるように工夫する必要があります。提供スピードの速さはお客さんの満足度を高め、リピーターを増やす重要な要素となるのです。
コストパフォーマンスが高い
キッチンカーを開業する際には、お客さま目線でコストパフォーマンスを考慮することがとても大切です。コストパフォーマンスが良いと、料金を低く設定できるため、多くのお客さんに喜んでもらえます。お客さんが求める価格と品質のバランスを保つことができれば、リピーターを増やし、安定した収入を得ることに繋がります。お客さんにとって魅力的な価格設定は新しいお客さんを引き寄せる効果もあります。つまり、キッチンカーでの成功は、賢くメニューを計画することから始まるのです。お客さんにコストパフォーマンスの良いメニューを提供することで、売上を最大限に伸ばし、お客さんに喜んでもらえるだけでなく、キッチンカーを長く続けるための基盤を築くことができます。
利益率が高い
キッチンカーのメニューを決めるとき、利益率を適正に保つことがとても重要です。これは、素材のコストをうまく抑えつつお客さんが納得する価格で提供することを意味しています。利益率がいいメニューを作れば、儲けが増えて、お店を長く続けられる基盤ができます。メニューによってもちろん幅はありますが、目安としては食材原価のみを引いた粗利率で65〜75%です。これは本記事が置いている目安です。またこの粗利率には人件費・燃料費・出店料は含まれていないため、手元に残る利益はこれより小さくなります。限られたスペースで効率よく運営するキッチンカーだからこそ、賢い仕入れと価格設定が大切。お店にとっても、お客さんにとっても良い状態をキープできます。利益が安定していれば、特別なプロモーションを行ったり、メニューを新しくしたりする余裕も生まれます。利益率がしっかりしていると、お店も落ち着いて運営できます。新しいアイデアにチャレンジしたり、お客さんが喜ぶサービスを考えたりすることができるようになります。これが、お客さんにとってもっと良い経験を提供することにつながります。
つまり、キッチンカーを開業するなら、しっかり利益が出るメニュー作りをすることが、お店を成長させていくためには欠かせないのです。利益率を考えるのは、ただ数字を追っているのではなく、お店を盛り上げるために大切なことです。
お客様のニーズを的確に捉えている
キッチンカーの魅力はその機動力にあります。毎日異なる場所に出店することで、その地域のお客さんのニーズに合わせたメニューを提供することが、収益性の高いビジネスと言えるでしょう。出店場所と時間帯によって、人気のあるメニューは変わるものです。例えば、平日の昼間にビジネス街での出店では、オフィスワーカーの方々が求めるのは、短い休憩時間で手早く食事を済ませることができることです。彼らは限られた時間の中で食事を摂り、休息を取らなければならず、長い待ち時間は避けたいものです。一般的に昼休みが60分であることを考えると、その半分を食事の購入に費やすのは現実的ではありません。従って、迅速に提供できるメニューを持つキッチンカーは、短い時間で効率よく多くのオフィスワーカーにサービスを提供でき、収益を上げることに繋がります。
セットにしやすいメニューがある
キッチンカーで儲かるメニューの特徴の一つに、セットにしやすいメニュー構成が挙げられます。セットメニューは単価を上げるための有効な手段であり、顧客にとってもお得感を感じやすいです。例えば、メインの食事メニューにドリンクやサイドメニューを組み合わせることで、売上を増やすことができます。
具体的なメニュー例としては、以下のようなものがあります:
- ハンバーガーとフライドポテトのセット:ハンバーガーは単体でも人気ですが、フライドポテトとセットにすることでボリューム感が増し、顧客満足度も向上します。
- カレーとナンのセット:カレーは単体でも売れますが、ナンやライスとセットにすることで、食事としての満足感が高まります。
- たこ焼きとソフトドリンクのセット:たこ焼きは軽食として人気ですが、ソフトドリンクとセットにすることで、手軽に食べられるランチとしても提供できます。
- クレープとコーヒーのセット:クレープはスイーツとして人気ですが、コーヒーとセットにすることで、午後のティータイム需要を狙えます。
このように、セットメニューを工夫することで、顧客にとっての魅力を高め、売上を増やすことができます。
キッチンカーの儲かるメニュー【ランチ・食事編】
食事系のメニューはオフィス街をはじめとし、マンションや公園、イベントでの出店など様々な出店場所での出店を狙うことができます。一方でオフィス街では昼休みの12時〜13時といったように、販売できる時間が限られてしまいます。なので、儲かるメニューを選ぶ上では提供スピードの速さがとても重要な要素です。食事系で儲かるメニューを7品、提供する際の難易度と競合キッチンカーが多いかどうかという観点も含め紹介します。
ステーキ【競合:少〜中・提供難易度:中〜高】
キッチンカーでステーキを提供することには複数の利点があります。競合としては、ステーキを提供するキッチンカーは比較的少ないため中程度であり、特定のカテゴリで際立つことができる可能性が高いです。提供する上での難易度は中から高ですが、これは高品質の食材選びや調理技術が求められるためであり、その結果として提供されるステーキはお役さんにとって魅力的な選択肢になります。また、ステーキはお客さんがその場で見て楽しむ調理過程を提供できるため、体験価値も高まります。効率的な調理プロセスを確立すれば、限られたスペースでも高品質のステーキを効率良く提供することが可能です。これにより、原価管理と利益率の最適化を図りつつ、お客さんには新鮮な体験と美味しい食事を提供できるため、キッチンカーにおけるステーキの提供は有望な選択と言えるでしょう。
カレー【競合:多・提供難易度:低〜中】
キッチンカーでのカレー提供は、競合が多い市場であっても際立つ選択肢です。カレーは非常に人気があり、多くの業者が提供していますが、そのポピュラーさとカスタマイズの容易さにより、独自の魅力を打ち出すことができます。提供の難易度は低から中程度で、基本的な調理技術と適切なスパイスの扱いができれば、高品質のカレーを提供することができます。一度に大量調理しやすく、保温もしやすいため、ピークタイムでも迅速な提供が可能です。また、原材料費は比較的低く抑えられるので、利益を出しやすいメニューともいえます。お客さんがカレーの香りに引き寄せられることは、キッチンカーへの足を運ばせる強力な要素です。これらの点を考慮すると、カレーはキッチンカーにおける提供メニューとして優れた選択肢であると言えるでしょう。
からあげ【競合:中・提供難易度:中〜高】
キッチンカーでのからあげの提供は、競合が中程度の市場ではありますが、独自性を出すことで差別化が可能です。からあげは日本全国で愛される定番メニューであるため、一定の需要が見込めます。提供難易度は中から高に設定でき、これは衣の種類や使用する油、肉のカットなど、多様な工夫を凝らすことで品質を高めることができるからです。
また、からあげは高温で揚げる必要があるため、キッチンカーでの調理設備や安全管理に特別な配慮が必要になります。ただし、これを克服できれば、からあげは顧客を引きつける強力なメニューとなり、特にイベントやお祭りなどでは、手軽に食べ歩きができるため、高い人気を誇ります。コスト管理にも優れており、利益率を上げることができます。品質と安全性を確保しつつ効率的な提供を心掛ければ、キッチンカーでのからあげは非常に魅力的なメニューとなるでしょう。
和食【競合:少・提供難易度:高】
キッチンカーで和食を提供することは、競合が少ないため市場で目立つことができ、独自の立ち位置を築く絶好のチャンスです。和食は多くの飲食店では見られますが、移動販売ではまだ珍しく、新鮮さと特別感を提供できます。提供難易度は高いですが、これは食材の品質管理や仕込みが難しいという和食の特徴から来ています。
しかし、この高いハードルが逆に品質の高いメニューをお客さんに約束するものとなり、集客力や魅力的な出店場所を得ることに繋がります。和食は季節感を取り入れやすく、メニューの多様性を保つことができるため、一年を通してお客さんの興味関心を引き続けることが可能です。
また、和食の繊細さは視覚的な魅力も高く、SNSでの共有による宣伝効果も期待できます。したがって、キッチンカーで高品質な和食を提供することは、独自性とお客さま満足度を高いレベルで実現するための有効な方法となるでしょう。
ラーメン【競合:少・提供難易度:高】
キッチンカーでのラーメン提供は、競合が少ない市場で大きなインパクトを生むチャンスです。ラーメンは幅広い層に愛されるメニューであり、他のキッチンカーでは提供されていない場合が多いため、お客さんの興味を引くことが容易です。
提供難易度は高く、麺を茹でるのに水を多く使う一方、キッチンカーでは水を多く積むことが難しいという側面がありますが、それをオペレーション上の工夫でクリアすれば繁盛する可能性が高まります。独自のレシピやトッピングで差別化を図り、お客さんに新しい味の体験を提供することができます。
また、ラーメンは一杯一杯に職人の技が光るため、品質を保ちながら効率的に提供することができれば、確固たる集客基盤を築くことが可能です。このように、競合が少なく提供難易度が高いという点を乗り越えることができれば、キッチンカーでのラーメンは非常に魅力的な選択肢となります。
ケバブ【競合:中・提供難易度:中】
ケバブは、トルコ発の人気ファストフードで、そのお肉の見た目だけでも集客が期待できるメニューです。ピタパンに挟めば手軽な軽食になり、ケバブ丼にすればボリュームたっぷりの食事としても楽しんでもらえます。そのため、ランチタイムやイベント、軽食向けの出店など幅広いシーンで活躍します。
また、大きな肉の塊をそぎ落とす調理シーンは、見ているだけでも楽しめるパフォーマンス効果も抜群です。提供スピードを重視したい場合は、事前にお肉をカットしておくこともできます。飲み物とのセット販売や、肉やご飯の量を増やして大盛メニューを設定するなどの工夫も可能です。
ただし、ケバブは日本ではまだそれほどなじみがないメニューで、また、牛肉や羊肉を使うことが多いため原価が高くなることには注意が必要です。
アジアンフード【競合:中・提供難易度:中】
キッチンカーでアジアンフードを提供することは、競合が中程度の市場においても、その独特な風味と多様性でお客さんの興味を引きつける絶好の機会です。アジアンフードはその健康的なイメージと、エキゾチックな味が多くのお客さんにとって魅力的であり、提供難易度が中程度ながら、独自のレシピや調理法を工夫することで、他のキッチンカーとは一線を画すことが可能です。
また、アジア料理は一般にコストパフォーマンスが良く、少ない投資で始められる点も魅力です。料理の見た目がカラフルであるため、視覚的にも魅力的で、SNSなどでの写真共有による無料の宣伝効果も期待できます。これらの点から、アジアンフードはキッチンカーで提供するにあたって、競争力のある選択肢となるでしょう。
キッチンカーの儲かるメニュー【スイーツ・軽食編】
軽食系のメニューはオフィス街での出店はすこし難易度が高くなってしまいますが、その代わりに幅広い時間帯で販売ができるというメリットがあります。マンションや公園、イベントといった出店場所で人気があるメニューを9品、提供する際の難易度と競合キッチンカーが多いかどうかという観点も含め紹介します。
クレープ【競合:多・提供難易度:高】
クレープは、カスタマイズが可能で、スイーツ愛好家から常に高い需要があります。競合が多い市場では、ユニークな生地のレシピや、創造的なフィリングで差別化が求められます。提供難易度は高いですが、それを克服することで高い利益を期待でき、クオリティとオリジナリティによって顧客のロイヤリティを築けます。美味しさだけでなく、見た目の美しさでSNS映えするクレープは、特に若年層からの注目を集めやすいです。
フライドポテト【競合:多・提供難易度:中】
フライドポテトは、提供の手軽さと幅広い人気により、キッチンカーでの成功メニューです。競合は多いものの、オリジナルのスパイスブレンドやディップで顧客に新しい味を提供することができます。提供難易度は中ですが、迅速な提供と高い回転率により、持続可能な収益を生み出すことが可能です。シンプルながら多様な味のバリエーションで、長く愛されるメニューを作り出せます。
焼きそば【競合:中・提供難易度:中】
焼きそばは、日本の屋台料理の中でも特に人気があり、イベントでの需要も高いです。競合は中程度であり、提供難易度も中程度ですが、オリジナルのソースやトッピングを加えることで、他のキッチンカーとの差別化が可能です。迅速に提供できるため、ピークタイムの顧客を効率良く捌くことができます。
かき氷【競合:多・提供難易度:低】
かき氷は視覚的に魅力的で夏場の人気メニューです。競合は多いですが、提供難易度は低く、多様なフレーバーやトッピングで個性を出せます。シンプルな準備と操作で、特に暑い日にはリフレッシュできる選択肢として顧客に喜ばれます。
たこ焼き【競合:多・提供難易度:中】
たこ焼きは日本全国で愛されており、お祭りなどのイベントでは特に人気のメニューです。競合が多く、提供難易度は中ですが、独自の味付けや具材で顧客の興味を惹くことができます。たこ焼きはその場での調理がエンターテイメント性も高く、顧客の記憶に残りやすいメニューです。
サンドイッチ・ハンバーガー【競合:中・提供難易度:中】
サンドイッチやハンバーガーはカスタマイズ性の高さと食べ歩きの利便性で、競合が中程度の市場でもお客さんに選ばれます。提供難易度は中程度で、準備を整えれば迅速な提供が可能です。地元食材を取り入れたり、ヘルシーオプションを提供することで差別化できます。
焼き鳥【競合:中・提供難易度:中】
焼き鳥は、手軽に食べられる軽食として非常に人気があります。特にイベントやお祭りなどでの需要が高く、提供スピードも速いため、回転率が良いのが特徴です。さらに、地元の特産品を使ったオリジナルの焼き鳥を提供することで、他のキッチンカーとの差別化が図れます。
ホットドッグ【競合:中・提供難易度:少】
ホットドッグは、シンプルながらもバリエーションが豊富で、トッピング次第でオリジナリティを出せるメニューです。提供スピードが速く、イベントやオフィス街でのランチタイムにも適しています。特に、フライドポテトやドリンクとのセット販売が効果的です。
わたあめ【競合:少・提供難易度:少】
わたあめは、原価が非常に低く、利益率が高いメニューです。特に子供連れの家族に人気があり、イベントやお祭りでの販売が効果的です。カラフルなわたあめを提供することで、視覚的にも楽しめる商品となり、SNS映えも狙えます。
キッチンカーの儲かるメニュー【飲み物編】
飲み物系のメニューのみで成功しているキッチンカーの事例は実は少ないのですが、軽食系のメニューよりも更に幅広い時間帯で販売できるのが飲み物系メニューの強み。食事系や軽食系のメニューとのセット販売を検討している方にもおすすめです。単体販売とセット販売、両方の人気メニューをご紹介します。
アルコール飲料【競合:多・提供難易度:低】
アルコール飲料は、特に夜市やイベントでの需要が高く、競合が多い市場でも人気です。提供難易度は低く、クラフトビールやオリジナルカクテルなどで差別化が可能です。手軽に提供できるため、キッチンカーにとって有益なメニューです。
レモネード【競合:少・提供難易度:低】
レモネードは手軽に提供でき、夏場に爽やかな選択肢として特に人気です。競合が少ないため、市場での目立ちやすさがあります。提供難易度は低く、オリジナルのレシピやカスタマイズで顧客に新鮮さを提供できます。
コーヒー【競合:中・提供難易度:中】
コーヒーは一日を通じて安定した需要があるため、キッチンカーでの提供が効果的です。競合は中程度ですが、高品質な豆の選定やバリスタのスキルを活かせば、他と差別化できます。提供難易度は中ですが、熟練すればお客さんのリピート率を高めることができます。
タピオカミルクティー【競合:少・提供難易度:中】
タピオカミルクティーは若者を中心に人気があり、競合が少ない市場では目を引きやすい商品です。提供難易度は中で、品質の良いタピオカとお茶の選定が重要となりますが、顧客の忠誠心を獲得できます。
クラフトコーラ【競合:少・提供難易度:高】
クラフトコーラは独自の味わいで競合が少ない市場に新風をもたらします。提供難易度は高いですが、手作りの魅力で顧客の注目を集め、高い価値を提供できます。時間をかけたオリジナルレシピは、顧客の満足度を高めます。
その他ソフトドリンク【競合:多・提供難易度:低】
ソフトドリンクは多様な選択肢を提供でき、常に安定した需要があります。競合は多いものの、提供難易度は低く、効率的な提供が可能です。特にファミリーや運転手など、アルコールを避ける顧客にとって重要なメニューとなります。
出店場所から絞る|オフィス街・公園・イベントで売れ方が変わる
同じメニューでも、出店場所と時間帯によって売れ方は変わります。本記事の3カテゴリは向いている出店場所が異なるため、各カテゴリの解説冒頭で述べている内容を、場所の側から並べ直しました。出店できる場所が先に決まっている場合は、この順序でメニューを絞ってください。
食事系メニューが向く出店場所
食事系メニュー7品は、オフィス街のほか、病院、大学、工場、マンション、小規模イベントといった幅広い出店場所を狙えます。オフィス街は昼休みの12時から13時までしか販売できる時間がなく、一般的な昼休みが60分であることを考えると、その中で食事を選び受け取るまでの時間は限られています。そのため食事系メニューを選ぶときは、提供スピードの速さが最優先の選定条件になります。提供に時間がかかるメニューは、時間帯の制約が緩いマンションや公園、小規模イベントでの出店から検討する進め方になります。同じ食事系メニューでも、出店場所によって求められる速さの水準は変わります。
軽食系メニューが向く出店場所
軽食系メニュー9品は、オフィス街での出店の難易度が上がる一方、販売できる時間帯は広くなるという特徴があります。オフィス街の昼休みという短時間の勝負を避け、通勤前後や午後の時間帯も含めて幅広く売りたい場合に向いています。マンション、公園、イベントといった出店場所で人気があるメニューが中心で、たこ焼きやクレープ、フライドポテトのように、その場での調理工程を見せられるメニューが多く含まれます。食事系ほど提供時間の制約が厳しくないため、メニュー数を増やして出店場所ごとに組み合わせを変えることもできます。
飲み物系メニューが向く出店場所
飲み物系メニュー6品は、軽食系よりもさらに幅広い時間帯で販売できるという強みがあります。ただし、飲み物系のみで成功しているキッチンカーの事例は少ないため、単体での出店場所選びよりも、食事系や軽食系とのセット販売を前提に考える進め方になります。組み合わせるメニューが食事系であればオフィス街の昼休み、軽食系であればマンションや公園、イベントというように、主役となるメニューの出店場所に合わせて飲み物系メニューを選びます。単体販売とセット販売のどちらを狙うかによって、向く出店場所も変わります。
キッチンカーで儲かるメニューを選ぶコツ:提供スピード・競合・コンビニとの差別化
次に、キッチンカーで儲かるメニューの特徴もふまえ、メニューを考える際の考え方のコツについて5つご紹介します。メニュー開発に迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。
看板メニューを明確にする
看板メニューを明確にすることのメリットは以下のようなものがあります。
- 集客力向上 キッチンカーがどんなおいしいものを売っているのかがすぐに分かるようになると、気になる人が近づきやすくなります。
- 自分たちの特色がはっきりする 他のキッチンカーと何が違うのか、自分たちの一番の売りを見つけることができます。
- やることをシンプルに メニューがたくさんあると、材料を揃えたり、料理するのが大変。でも、看板メニューを決めると、毎日の仕事がラクになります。
- 効率的な運営が可能になる たくさんのキッチンカーがある中で、自分たちだけの特別な味を提供することで、お客さんに選ばれるチャンスが増えます。
- 口コミされやすくなる お客さんが「このキッチンカーの○○、すごくおいしいよ!」と友達や家族に話してくやすくなり、自然にたくさんの人が来てくれるようになります。つまり、看板メニューをしっかり持っていると、お客さんが来やすくなり、自分たちの仕事もしやすくなり、みんなに喜んでもらえるチャンスが増えます。
出店場所ごとの利用シーンを抑える
キッチンカーのメニューを考える時、どこでお店を開くのか、そこのシーンをしっかり考えるといいです。なぜなら、
- お客さんの求めるものを提供できる 例えば、オフィスの近くだったら、お昼ごはんを求める人が多いですよね。公園やイベントの近くだと、家族や友達とわいわい楽しみながら食べるものが人気かもしれません。そういった場所の特性を考えると、お客さんが喜ぶメニューが考えられます。
- 他のお店と差をつけられる 同じ場所にたくさんのキッチンカーがあると、どこにしようか迷いますよね。でも、その場所ならではのメニューがあれば、選ばれる確率が上がります。
- 価格を適切に設定できる たとえば、学生さんがたくさんいる場所なら、もう少し手頃な価格に。観光地なら、その地域の特色を活かしたメニューを少し高めの価格で提供するなど、場所に合わせた価格設定ができます。つまり、どこでキッチンカーを開くのか、その場所のシーンを考えることで、お客さんに喜んでもらいやすくなるし、自分たちのお店も円滑に運営できるようになります。
コスパをお客さま目線で考える
キッチンカーでのメニュー選びで、コスパをお客さま目線で考えるべき理由は、お客さま満足度をあげ、リピート率を向上させるためです。
まず、コスパの良いメニューは、料理の質と価格のバランスがいいので、お客さまからするととても魅力的です。このバランスがうまく取れていると、お客さまは「お得だな」と感じやすく、その結果、キッチンカーをリピートしてくれる可能性が高まります。
さらに、キッチンカーは狭い場所での調理となるので、コスパの良いメニュー選びは、食材の仕入れや調理の効率を上げるのにも役立ちます。これにより、お待たせしないでスムーズに提供できたり、経費を抑えられたりするので、お客さまも喜んでくれます。
このように、コスパを考えることは、お客さまの笑顔や楽しい食事体験を提供するため、そして、キッチンカーのスムーズな運営のためにとても大切なのです。
お客さま目線で「コンビニではなく自分のキッチンカーを選ぶ理由」を具体的に考える
キッチンカーを選んでもらうためには、お客さまにとって「ここでしか味わえない特別なもの」を提供することが大切です。コンビニとは違う、キッチンカーならではの魅力をしっかりと伝えることが重要です。
- オリジナルメニュー 自分だけの特別なメニューや地元の食材を使った料理を提供することで、コンビニにはないオリジナリティをアピールできます。お客さまは「この味はここでしか食べられない」と感じるはずです。
- 手作りの温もり キッチンカーの料理は、その場で丁寧に作られます。この手作りの良さは、新鮮な食材や調理の工夫を直接楽しむことができ、コンビニの既製品とは違った味わいがあります。
- 楽しい体験 キッチンカーは料理を提供するだけでなく、その場の雰囲気やお客さまとのコミュニケーションも醍醐味です。お客さまは、お料理を待つ間の会話や調理する様子を見ながら、食事以上の楽しい時間を過ごすことができます。これらの点を心に留めて、キッチンカーでメニューを考える時は、ただ美味しいだけでなく「ここでしか得られない体験」を提供することを意識するといいでしょう。そうすることで、コンビニではなくあなたのキッチンカーを選んでくれるお客さまが増え、キッチンカーの魅力を存分に伝えることができるはずです。
自分が心から提供したいと思えているかを確認する
キッチンカーでのメニュー選びは、お店の顔とも言える大切な部分です。自分が心から提供したいと思う料理を選ぶことが本当に重要になります。なぜなら、
- 心のこもった料理 自分が愛して止まない料理を提供すれば、その情熱は料理を通してお客さまにも伝わります。手をかけた、心をこめた料理は味もさることながら、その雰囲気や魅せ方にも違いが出ます。そして、お客さまもその熱意や気持ちが伝われば、リピート率アップにも繋がるはずです。
- やる気の源 キッチンカーの運営、意外と大変ですよね。でも、自分の大好きな料理を提供することで、毎日のモチベーションにも繋がります。困った時や大変な時でも、「あの料理をもっとたくさんの人に食べてもらいたい」という気持ちが支えになります。
- 自分らしい味 心から提供したい料理は、他の店とはちょっと違う、自分らしいものが多いですよね。その特色やオリジナリティは、お店の個性としてお客さまにも評価されることでしょう。
- 楽しいおしゃべりのネタに 大好きな料理の背景や、なぜこれを選んだのかなど、お客さまとのおしゃべりの中で話すと、もっと楽しくなるし、お客さまとの関係も深まります。キッチンカーは店主の個性がダイレクトに出るところが魅力のひとつでもあります。なので、自分の感じる気持ちを大切にしながらメニューを考えること、それが成功への近道にもなります。
儲かるメニューの原価率・利益率の目安
儲かるメニューを見極める際に見落とされがちなのが、原価率と利益率の関係です。本記事の目安では、食材原価のみを引いた粗利率は65〜75%ですが、ここに人件費・燃料費・出店料は含まれていないため、実際に手元に残る利益はこれより小さくなります。
見るべき点は3つあります。第1に、食材原価のみを引いた粗利率65〜75%は本記事が置いている目安であり、人件費・燃料費・出店料は含まれていません。第2に、儲かるかどうかは原価率だけでなく、提供スピードによる回転数と客数の掛け算で決まります。第3に、原価の高い食材(肉・魚介中心のメニュー)は単価設計とセット販売で補う考え方が必要です。
出店場所によって売れるメニューは変わります。募集中の出店場所の条件を見てから、メニューの候補を絞る進め方もあります。
➡️ 出店場所を見る
キッチンカーの儲かるメニューに関するよくある質問
キッチンカーで一番儲かるメニューは何ですか?
特定の一品ではなく、提供スピード・競合の少なさ・コンビニ商品より特徴的であるの3条件を満たすメニューが儲かりやすいとされます。出店場所や時間帯によって売れるメニューは変わるため、候補を複数持ち、出店先ごとに使い分けることが実務上の目安になります。
キッチンカーのメニューの利益率はどれくらいが目安ですか?
食材原価のみを引いた粗利率で65〜75%が目安です。これは本記事が示す目安であり、ここに人件費・燃料費・出店料は含まれていないため、実際に手元に残る利益はこの粗利率よりも小さくなります。メニューごとの原価配分を事前に試算しておくことが重要です。
儲かるメニューを選ぶときにまず見るべき点は何ですか?
提供スピードと、コンビニ商品よりも特徴のある商品かの2点です。特にオフィス街などお客様が短時間で食事を済ませたい出店では、提供スピードの速さが売上規模を左右するため、まず優先して確認したい軸になります。
食事系・軽食系・飲み物系はどう使い分ければよいですか?
食事系のメニューはオフィス街の昼休みなど時間が限られる出店に向き、軽食系と飲み物系は幅広い時間帯で販売できるのが強みです。食事系単体で勝負するよりも、軽食・飲み物とのセット販売を組み合わせたほうが客単価を上げやすくなります。
まとめ
キッチンカーで儲かるメニューを探している方向けに、儲かるメニューの特徴や考え方のコツ、実際の事例までご紹介しました。実際は「誰がやっても儲かるメニュー」なんてものは存在しませんが、しっかりとお客さんから支持されて継続的に利益を出し続けているメニューは存在します。皆さんがそんな「儲かるメニュー」にたどり着けるよう、SHOP STOPは開業から実際の出店まで支援しています。キッチンカーの開業相談や、開業後の出店場所探しまで幅広くご相談に乗っておりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。
開業前にメニューと出店場所をまとめて相談したい方は、キッチンカー開業のご相談ページをご覧ください。
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執筆者:Mellow編集部
キッチンカーマガジンは、キッチンカー(フードトラック)に特化した情報を発信する専門メディアです。導入事例や経営ノウハウ、営業に関する手続きまで幅広く網羅しており、これから始める方や運営中の方に役立つ実践的な情報が満載です。また、数々のスポーツから国際イベントまで豊富なサポート実績から、イベントの企画/キッチンカーの誘致に関する情報もお届けします。
監修者
石澤 正芳
株式会社Mellow 代表取締役社長兼CEO
2000年代初頭、キッチンカー事業者の「個の強さ」に感銘を受け、自身でキッチンカーを開業。
その後、空きスペースとキッチンカーのマッチング事業を立ち上げ、当時都内最大規模まで成長させる。その経験から移動販売ビジネスのDXに着目し、2016年株式会社Mellowを共同創業。
2018年より代表取締役。社会にとってより良い持続可能な賑わい創出、ローカルコミュニティの再構築など、様々なステークホルダー視点を取り入れながらキッチンカーのプラットフォームを創造している。
向 剛志
株式会社Mellow 執行役員
大手グルメ情報サイト「ぐるなび」で、営業や投資チームに所属。東名阪 1,000店舗以上の飲食店販促や経営支援に従事したのち、 モビリティプラットフォーム「SHOP STOP」を運営する株式会社Mellowへ入社。キッチンカー開業支援事業を立ち上げ。これまで300店舗以上のキッチンカー開業相談を請け負っている。