新しい営業スタイルとして注目を集めているキッチンカー(移動販売車)。特に飲食店を運営する方々にとって、初期投資を抑えつつ新たなビジネスを試みる手段として人気です。しかし、キッチンカーをレンタルする際には、費用や法律の遵守など注意すべき点が多々あります。
本記事では、キッチンカーのレンタル費用の相場や注意点、さらに購入やリースの費用相場について詳しく解説します。これからキッチンカーでの開業を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- キッチンカー(移動販売車)購入とレンタルの費用相場
- キッチンカー(移動販売車)短期レンタルの費用相場
- キッチンカー(移動販売車)長期レンタルの費用相場
- キッチンカーのレンタルをおすすめする人の特徴
- キッチンカーをレンタルする際の注意点とは?
- レンタル料金の内訳は必ず契約前に確認を
- 営業許可の取得漏れにご注意
- 自分で運転するのはNGの場合がある
- 法律順守をしているか確認する
- キッチンカー(移動販売車)レンタルのメリット
- コストが抑えられる
- 出店準備期間が短縮できる
- オプションで機材が付く場合もある
- キッチンカー(移動販売車)レンタルのデメリット
- 長期間のレンタルは割高になる
- 内装や外装のカスタマイズが効かない
- キッチンカー(移動販売車)購入とリースの費用相場
- キッチンカー(移動販売車)を購入・製作する場合の相場
- キッチンカー(移動販売車)でリースを利用する場合の相場
- 初期投資が最大4分の1(頭金96万円~)
- 毎月85,000円の定額支払い
- キッチンカー(移動販売車)のレンタルは慎重に考えましょう
- キッチンカーに関する主な記事
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- キッチンカーの開業相談
- キッチンカーの出店場所をお探しの方
開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
キッチンカー(移動販売車)購入とレンタルの費用相場
キッチンカーで開業したい!と思ったら、まず「購入」と「レンタル」の二つの選択肢があります。
購入は車両架装会社やオークションなどで可能ですが、初期費用が大きく、失敗のリスクも高くなります。
一方、レンタルは初期費用を抑え、気軽に開業できるのが魅力です。まずはチャレンジしてみたいという方におすすめです。レンタルには「短期」と「長期」があり、費用は期間によって異なります。 短期レンタルはイベント出店などに適しており、必要な期間だけ借りられます。 長期レンタルは月額料金が発生しますが、短期よりも費用を抑えられます。本格的に事業を展開したい方はこちらがおすすめです。
自分に合った方法を選んで、キッチンカー開業の夢を実現しましょう!
キッチンカー(移動販売車)短期レンタルの費用相場
キッチンカーのレンタルには、おおまかに短期と長期の2通りの方法があります。「短期レンタル」は、1日から数日間のレンタル。副業として週末だけ営業したい場合や試験的な営業、イベントなどスポットで使用したいときに便利です。短期の料金相場は約2万~10万ほど。1日あたりの料金の目安は大体2万~5万となります。
キッチンカー(移動販売車)長期レンタルの費用相場
長期はおおよそ1ヶ月以上継続してレンタルする借り方です。レンタル料金は、月額で30万ほどが相場です。一見高額に見えますが、1日あたりの料金を考えると短期でレンタルするよりもトータルで安い設定になっていることが多いです。しかしながら、レンタル期間が半年から1年の場合は、購入と費用感が変わらない場合があります。
キッチンカーのレンタルをおすすめする人の特徴
キッチンカーのレンタルは、以下のような方におすすめです。
- キッチンカーでやっていけるか不安がある
- まずは試してみて、これから制作するキッチンカーの参考にしたい
- 毎日ではなく、週末や祝日の限られた期間やイベントだけ営業したい
キッチンカーは一度制作してしまうと、簡単には作り直しができません。¥キッチンカーの営業でどれくらい儲かるのか、やっていけるか不安がある方や営業しながら自分なりの営業スタイルを定めたいという方もいらっしゃると思います。そのような方にとってレンタルで出店してみることは、自分の料理がお客さんにどれくらい支持されるのか、自分に合うキッチンカーの厨房設備、調理器具や配置は何か、を決める参考にすることができる点でおすすめです。
また、レンタルは短期間で借りられることができるため、普段は別の事業をしていて、週末や祝日のイベントや、繁忙期のシーズンだけ営業したい方にとっても有用です。
キッチンカーをレンタルする際の注意点とは?
キッチンカーのレンタルは、特徴に合う方には有力な選択肢となりますが、注意すべき点もあります。落とし穴にはまってしまわないよう、以下の注意点を知っておきましょう。
レンタル料金の内訳は必ず契約前に確認を
搬入出の代金がレンタル代金に含まれておらず、別途費用が発生することもあります。
知らず知らずのうちにレンタル料金が予算を超えてしまわないよう、基本料金だけではなく、総額でいくらかかるのか、レンタル料金の内訳は必ず契約前に確認するようにしましょう。
営業許可の取得漏れにご注意
キッチンカーで営業するためには、飲食店営業の許可を取得しなければいけません。営業許可の取得には所定の書類や手続きを要しますので、想定していない手間や時間がかかる可能性があります。
レンタカーを借りただけで許可を取得せずに営業を行うことはできませんので、予め日程に余裕をもったレンタルを検討しましょう。
自分で運転するのはNGの場合がある
キッチンカーといえば、自分で運転して営業場所へ移動するイメージを持たれる方もいらっしゃると思います。しかし、レンタカーの場合、運転できないサービスである可能性があります。事業者がサービスとして車両を貸し出すには、以下のどちらかしかありません。
- レンタカー事業者として許認可を取得し「わ」ナンバーや「れ」ナンバーのレンタカーを用意する
- 貸し出しの都度、車検証の使用者名義を借り手に変更する
「わ」ナンバーや「れ」ナンバーではない車両で使用者名義を変更しない場合、借り手が公道を運転することはできません。レンタル会社が営業場所への車両の搬入出を行います。事前にレンタル会社に確認するようにしましょう。
法律順守をしているか確認する
キッチンカーをレンタルする際には、法律を順守しているか確認することが重要です。特に「道路交通法」と「食品衛生法」の遵守が求められます。
道路交通法
キッチンカーをレンタルする際には、道路交通法を順守する必要があります。具体的には、車両を有償でレンタルする場合、レンタカー登録された車両(「わ」「れ」ナンバー)を借りるか、車検証の「使用者」欄を「レンタル者氏名」に名義変更しないと、レンタル者自身で公道を走行できません。したがって、レンタカー登録したキッチンカーを貸し出している会社、または車検証の「使用者」欄を名義変更してくれる会社を選ぶことが重要です。
食品衛生法
キッチンカーを営業するためには、食品衛生法に基づいて飲食店営業許可を取得する必要があります。一般的には、車検証の使用者と営業許可申請者は同じであることが求められますが、レンタカー登録された車両の場合は「車検証の使用者=レンタカー会社」「営業許可申請者=レンタル者」となるため、使用者と申請者が異なる点に注意が必要です。使用承諾書などの書類を提出することで、他者名義の車両でも営業許可を取得することが可能な地域もあるため、出店予定の地域を管轄する保健所への確認が必要です。
キッチンカー(移動販売車)レンタルのメリット
キッチンカー(移動販売車)を用意するには、
- 購入
- レンタル
- リース
などいくつかの選択肢があります。ここでは、キッチンカーをレンタルする場合のメリットについて解説していきます。
コストが抑えられる
キッチンカーをレンタルする場合のメリットの1つはコストを抑えられること。特に初期のコストに関してはかなり安くできます。これからキッチンカーの営業を始め、安定した利益を得るまでに時間がかかることを考えると、できるだけ初期投資は抑えたいところです。レンタルであれば1日あたり数万円で利用可能。数百万円単位の設備資金が手元になくても、レンタルならすぐにキッチンカーを手配することができます。
出店準備期間が短縮できる
キッチンカーのレンタルは、車体がすぐに手配できるので出店準備期間が短縮できる点もメリットです。業者で製作すると納車まで数か月かかりますが、レンタルなら2週間から1か月ほどで使用できます。
オプションで機材が付く場合もある
キッチンカーのレンタルでは、コンロや冷蔵庫などをオプションで必要な機器が付けられるプランがあるとさらに便利です。キッチンカーは営業に必要なさまざまな機材を設置しなければなりませんが、レンタルの際にセットで借りられれば、自分で機材を購入したり、機材だけ別途レンタルする手間がなくなります。
キッチンカー(移動販売車)レンタルのデメリット
キッチンカーのレンタルはメリットの多い方法ですが、注意しなければならないこともあります。ここでは、キッチンカーレンタルのデメリットを解説します。レンタル業者との信頼関係も非常に大切なので、業者選びはじっくり吟味しましょう。
長期間のレンタルは割高になる
長期間レンタルすると費用が割高になることは、キッチンカーのレンタルのデメリットの1つです。長期のレンタルには割引を行っている会社も多くありますが、レンタル料は車両本体分のみではありません。オプションで借りている厨房機器や調理器具にもレンタル料は発生しているのです。1年以上キッチンカーを使用する場合は、購入を視野に入れてみましょう。基本的にレンタルは短期向け、お試し向けと考えた方がいいかもしれません。
内装や外装のカスタマイズが効かない
キッチンカーのレンタルでは、内装にカスタマイズが効きにくい点もデメリットです。ほとんどのレンタル会社で車種を選ぶことはでき、店名などを車体にラッピングすることもできます。ですが、内装に関しては、それぞれの会社での規格に統一されていることが多く、自由が効きません。会社によってはセミカスタマイズができるところもありますが、オーダーで製作したキッチンカーの使いやすさとは比べられないでしょう。
キッチンカー(移動販売車)購入とリースの費用相場
ここでは実際にキッチンカーを購入する際の費用相場ととリースの費用相場をご紹介します。
キッチンカー(移動販売車)を購入・製作する場合の相場
まず、キッチンカーを購入やオーダーして製作する場合の相場費用を解説します。車両価格は、1トントラックの新車で150万円〜200万円ほどが相場です。中古車は80万から130万円ほど。そこに、キッチンカーとして必要な内装外装工事費が200万円から400万円ほど掛かります。既にキッチンカーとして内装工事済の中古車を購入する方法もあります。その場合の相場価格は250万円から450万円程度です。
キッチンカー(移動販売車)でリースを利用する場合の相場
キッチンカーで開業したい!と思ったら、購入以外にも「リース」という選択肢があります。
リースのメリットは大きく2つ。
- 費用を抑えられる 初期費用だけでなく、車検費用や税金など、ランニングコストもリース料に含まれているプランが多いです。
- すぐに出店準備が可能 架装済みのキッチンカーを借りられるので、購入・制作する場合と比べてすぐに営業を始められます。
Mellowの「フードトラックONE」では、初期投資を最大4分の1に抑えられるプランも提供しています。自分に合ったリースプランを見つけて、キッチンカー開業をスムーズに進めましょう!
初期投資が最大4分の1(頭金96万円~)
通常設備の揃ったキッチンカーを新車で購入する際は、400~600万円の初期投資を必要とします。これからキッチンカーの営業を始め、安定した利益を得るまでに時間がかかることを考えると、できるだけ初期投資は抑えたいところです。フードトラックONEであれば、新車のリース費用が頭金96万円(税込)からとなり、初期投資を最大4分の1に抑えることが可能。開業のリスクが減り、安心して新たな事業にチャレンジできます。初期投資を抑えたぶん、設備投資などに予算を回す余裕が生まれ、より自分の理想とするキッチンカーに近付けるでしょう。
毎月85,000円の定額支払い
初期投資が抑えられるのは助かるけれど、月々のリース代の支払いが気になる方もいるかもしれません。フードトラックONEでは、車検や車両保険、自動車税など必要な保険・税金をすべて含めて、毎月85,000円の固定支出となっています。月々の支払いを抑えて、リスクの少ない開業が可能です。
それでも支払いが完了する5年後までの合計で、かかるコストが負担となるのは事実。ですがフードトラックONEならではのさまざまなサポートが受けられることは、キッチンカーを運営していく上で大きな強みと言えます。特に保険はキッチンカーを運営していく上で重要で、施設賠償責任保険や生産物賠償責任保険といった、キッチンカーに関連する幅広い保険を用意しているのがフードトラックONEのメリットです。万一のトラブルに備えておけば、心理的な負担を最小限にできます。
キッチンカー(移動販売車)のレンタルは慎重に考えましょう
キッチンカー(移動販売車)のレンタルには利点もありますが、注意しなければならないことも多々あります。あなた自身の考える「キッチンカーを開業する目的」をかなえられるキッチンカーの準備方法がなんなのか、よくよく検討しましょう。
「どうやって車両を選べばいいかわからない」という方はMellowに相談してみてはいかがでしょうか?