- 開業資金を抑えるために助成金を活用したいが、どの制度が利用できるかわからない
- 助成金・補助金と融資の違いを知りたい
- 助成金を申請する際の注意点を知りたい
などのお悩み・疑問はありませんか?
飲食店を開業する際に助成金・補助金を活用するには、次のポイントが重要です。
- 助成金・補助金・融資の違いを理解する
- 開業後に申請できる代表的な補助金・助成金を把握する
- 助成金申請時の注意点を押さえる
本記事では、上記の項目について詳しく解説します。
【最新トピックス】
補助金・助成金 | 最新の公募受付期間 |
羽曳野市地域活性創業支援補助金(大阪・羽曳野市) | 随時受付(締切なし) |
南砺市創業チャレンジ支援事業補助金(富山県南砺市) | 随時受付(締切なし) |
小規模事業者持続化補助金(第17回公募) | 2025年5月1日〜2025年6月13日 |
IT導入補助金(通常枠 第1次公募) | 2025年3月31日~5月12日(予定) |
IT導入補助金(インボイス枠 第1次公募) | 2025年3月31日~5月12日(予定) |
IT導入補助金(複数社連携IT導入枠 第1次公募) | 2025年3月31日~6月16日(予定) |
ものづくり補助金(第19次公募) | 2025年2月14日~4月25日 |
事業再構築補助金(第13回公募) | 2025年1月10日~3月26日 |
インバウンド対応力強化支援補助金(東京都) | 2024年4月1日~2025年3月31日 |
<美里町>町内農産品販売促進事業(埼玉県) | 随時受付(締切なし) |
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そもそも助成金とは?

助成金・補助金・融資の違いについて
助成金と補助金は、国や自治体、民間の財団などから支給される返済不要の支援金です。この二つの違いは、助成金は一定の基準を満たせばほぼ受給が決定しますが、補助金は予算や定員が限定され、厳しい審査を通過しなければならないことです。助成金は募集期間が長いことが多く、申請のハードルが低いのが特徴です。一方、補助金は募集開始から数週間で締め切られ、審査基準も厳しいため、計画的な準備が求められます。
助成金や補助金を受け取る際には、適切な税務手続きも重要なポイントです。確定申告を正しく行うことで、税務リスクを回避し、必要な税制優遇を受けられる場合があります。特に事業を開始したばかりの段階では、収入と経費の管理を徹底しておくことが後々の手続きをスムーズにする鍵です。助成金申請や確定申告の詳細についてはこちらをご覧ください。
融資は、金融機関から資金を借り入れ、返済義務があるものです。助成金や補助金が支援金として受け取れるのに対し、融資は返済が前提となるため、しっかりした資金計画が必要です。
これらの特徴を理解し、自分の事業に適した資金調達方法を選ぶことが、成功への第一歩です。最適な手段を判断するために、助成金や補助金、融資それぞれのメリット・デメリットを把握し、効果的に活用しましょう。
助成金は課税対象?

助成金や補助金は、事業者にとって重要な支援策ですが、税金の面で注意が必要です。まず、助成金や補助金は課税対象となり、確定申告時には「収入」として計上する必要があります。経理上では「雑収入」や「雑所得」として処理され、所得税、住民税、事業税、国民健康保険の保険料にも影響を及ぼします。
例えば、飲食店が助成金として400万円を受け取った場合、その400万円が課税対象となります。一方、事業が大幅な赤字である場合、助成金が課税されないケースもあります。例えば、利益がマイナス500万円で助成金が400万円の場合、総収入は赤字のため課税されません。
また、助成金を利用して購入した設備や看板などの固定資産も注意が必要です。30万円以上の高額な資産は課税対象となり、減価償却費として経費計上する必要があります。これに対して、30万円未満の購入は非課税です。
助成金や補助金は課税対象であり、確定申告時に正確に計上することが重要です。適切に対応することで、無駄な税負担を避け、事業運営をスムーズに進めることができます。
補助金を元手に飲食店開業は可能?

助成金や補助金を元手に飲食店を開業することはできません。これらの支援金は後払い形式で、事業を開始して実績報告や完了検査を経てから支給されるため、開業前に受け取ることはできないからです。
東京都中小企業振興公社の「創業助成金」も、中間払いがあるものの、前もって資金を得ることはできないので、開業の元手として使うことはできません。事前に十分な資金を準備し、計画を立てることが重要です。また、受け取った補助金や助成金の適切な経理処理と確定申告も忘れずに行いましょう。
【最新版】 飲食店開業後に申請可能な補助金・助成金
飲食店開業の際に申請ができる助成金・補助金は、開業する地域の公共団体で募集していることがあります。ぜひ、自身の地域の情報を探してみましょう。うまく活用すれば、リスクを抑えながら飲食店開業に挑戦することができます。
こちらでは、現在申請できる代表的な補助金・助成金をご紹介します。(2025年2月時点)
助成金・補助金1:羽曳野市地域活性創業支援補助金(大阪・羽曳野市)
大阪府羽曳野市での新規創業促進のため、設備費用や店舗改装に係る費用を支援する補助金です。
【対象者・要件など】
- 曳野市内に主たる事業所を置いて創業する者
- 特定創業支援等事業を受けた者
- 必要な許認可を受けること
【補助上限額】
- 20万円
【補助率】
- 1/2
【対象経費】
- 事務所設備費用
- 備品購入費用
- 店舗棟の改装費用
助成金・補助金2:南砺市創業チャレンジ支援事業補助金(富山県南砺市)
「南砺市創業チャレンジ支援事業補助金」は、南砺市で新たに創業する方や創業間もない方を対象に、キッチンカーやレンタルスペースの使用料・賃貸料を補助し、お試し出店を支援する制度です。
【対象者・要件など】
- 南砺市内で新たに事業を開始する個人または法人
- 市内で1年以上継続して事業を行う意思があること
- 申請時点で創業から1年未満、または6ヶ月以内に創業予定であること
- 市税等の滞納がないこと
【補助上限額】
- 上限額:10万円
【補助率】
- 補助対象経費の2分の1以内
【対象経費】
- 店舗等の賃借料
- 設備・備品の購入費
- 広告宣伝費
- 研修費
- 専門家への相談費用
- その他、創業に必要と認められる経費
【最新版】飲食店開業後に申請可能な補助金・助成金
飲食店開業後に申請ができる助成金・補助金は、国や都道府県・市区町村の公共団体などさまざまな場所で募集しています。ぜひ申請してうまく活用し、リスクを抑えながら飲食店経営を継続・発展させましょう。
こちらでは、現在申請できる代表的な補助金・助成金をご紹介します。(2025年2月時点)