キッチンカーはタコライスの名店の宝庫!今回は東京で大人気の8店舗のタコライスキッチンカーを食べ比べてみました!
ぜひ、お気に入りのタコライスを見つけてください。
目次
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- 東京のキッチンカー人気タコライス8店舗食べ比べ
- 名店タコライス8店舗並べてみた
- 実食!!!
- タコライスに懸け続けて14年目のキッチンカー『Backpacker's kitchen tono cafe』
- トッピングを楽しむ人多数!心地よい佇まいでタコライスを提供するキッチンカー『lunch stand tipi』
- フレッシュな野菜がたっぷり食べられるタコライスのキッチンカー『TABELI』
- 沖縄タコライスの老舗キッチンカー『Comida Latina』
- ホスピタリティとボリューム満点のタコライスキッチンカー『THE TACO SHOP』
- 本場の沖縄タコライスを手軽に東京で味わえるキッチンカー『RuLer's TACORiCE』
- アジアごはんのキッチンカー『ぞうさん食堂』が手掛けるエスニックテイストタコライス
- アメリカンフードのキッチンカー『Kimmy's Deli』のパンチたっぷりタコライス
- まとめ
- キッチンカーに関する主な記事
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- キッチンカーの開業相談
- キッチンカーの出店場所をお探しの方
開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
東京のキッチンカー人気タコライス8店舗食べ比べ
SHOP STOP広報PRの小関です。突然ですが、タコライスはお好きですか?
タコライスとは、味付けしたひき肉(タコミート)に、レタスやトマト、チーズなどタコスの具材をご飯にのせた沖縄県発祥の料理。
実はキッチンカーにはタコライスの名店がひしめき合っています。ある日、「キッチンカーのタコライスを一堂に集めて食べ比べてみたい!」というひらめきが頭をよぎりました。
というわけで、「キッチンカーのタコライス大好き委員会」を発足。4月下旬のとある日、都内8ヶ所の人気タコライスキッチンカーを巡り、食べ比べてみることにしました!※買いまわりルートやお店のお休みなどの事情があり、紹介しきれなかった名店もございます(泣)
まだタコライスの魅力を知らない方にはぜひ、お気に入りのタコライスキッチンカーを見つけるきっかけにしていただければ嬉しいです!
名店タコライス8店舗並べてみた
ご覧ください、オフィスにお越しいただいたタコライスの皆様です!人気タコライス8店舗が並ぶと壮観ですね。
キッチンカーは基本的にメニューが被らないよう配車しますので、同じ営業場所で隣に並ぶことはまずありません。タコライス同士も「はじめまして」といった面持ちでしょうか。
このように並んでみると見た目から個性が出ていますね。
では、キッチンカーを探せるアプリ「SHOP STOP」のメンバーであり、「キッチンカーのタコライス大好き委員会」が実食させていただきます。
タコライスは「タコミート・レタスなどの葉野菜・ごはん」が基本の構成パーツ。まずは主役のタコミートだけを比べてみましょう。
その感想は…
「お〜〜〜〜濃ゆい!!」「なんかちょっと和っぽい感じがする!!」「この中では一番さっぱりしてるかも!」「全然違う!!」
同じメニューとはいえ、その味は感動的と言っていいほど全く違いました!!
このまま基本のオリジナルタコライスのみで食べ比べるのはストイックすぎますので、今回は店主のかたに、「おすすめのカスタマイズは?!」と聞いたものを買ってきました!タコライスは、脇を固めるトッピング・サイドメニューが豊富なのも楽しさのひとつ。そのカスタムの楽しさもぜひ感じていただければと思います。
ではでは、それぞれのお店の特徴やこだわり、食べた感想をご紹介していきます。
実食!!!
タコライスに懸け続けて14年目のキッチンカー『Backpacker's kitchen tono cafe』
「気づいた時には“たかがタコライス”に人生を懸けていました」。
お店に掲げられたこの謳い文句に、店主の殿岡さんの想いが滲み出ている『Backpacker's kitchen tono cafe』(以下、トノカフェ)。タコライスを提供して14年目という老舗キッチンカーですが、タコライスを始めたのは「たまたま」だったのだとか。
殿岡さん「キッチンカーを始めてすぐの頃は、色々なメニューにチャレンジしていて。カレーを提供していた頃に仕込みを失敗して焦がしてしまったんです。で、その日の出店に穴を開けるわけにもいかないので、急遽用意できたのがタコライスでした」。
そんなトラブルからタコライスと共に歩む日々が始まります。タコライスに手応えを感じた殿岡さんは研究のため沖縄へ行き、本場の味を研究しました。
殿岡さん「そこから、どうしたら“自分たちらしいテイスト“になるかなぁと納得のいく味を模索しました。試行錯誤の結果、本場のメキシカンでスパイシーなものというよりも、和テイストな調味料をミックスして、甘辛で日本人好みの味に仕上げていきました。 うちのタコライスはタコライスっぽくないと思ってます。元祖沖縄タコライスを愛する人からはもしかしたら『こんなのタコライスじゃねぇ』と認めてもらえないかもしれない。それでも自分たちなりに最高に美味しいタコライスを作り上げたつもり。イメージとしては、“子供のころ、親が作ってくれたそぼろごはん”。こどもでも食べやすい甘辛いかんじを目指しています」
トノカフェさんではタコライスが軌道にのってから、沖縄の角煮など他のメニューも取り入れてみようと挑戦したこともあったそうですが…
殿岡さん「タコライスに懸けられる想いとはなんか違うな…と。ブレるくらいなら今のタコライスのラインナップを極めていこうと一本に絞りました」
人生を懸けたタコライス。商品に懸ける想いもとても熱く、こだわりについてお聞きすると少し意外な回答が。
殿岡さん「商品ゴリ押しっていうより、なんて言うのかな…おいしさの追求はもちろんですが、お客さんにとって短いお昼休みに、いかに早くお昼ご飯を食べられるようにできるかというスピード感だったり、いつも安定した味で、早く、あたたかくておいしいタコライスを出せるかどうかというトータルバランスを大事にしているところがこだわりですね。」
商品への絶対的な品質やこだわりは当たり前で、どこまでもその先のお客さまが過ごされる時間を見つめたコメント。さすがです。
殿岡さんの人生を懸けたタコライス、ぜひご賞味ください!!
タコライス大好き委員評
たっっぷり千切りキャベツ、ミートの下に敷かれて程よくメルティなチーズ、ちょうどいい熟し具合にめちゃくちゃこだわっているというフレッシュなアボカド(どかんと半分!)、そして殿岡さんがおっしゃるようにちょっと和テイストを感じさせる奥行きのあるコクのタコミート。何回でも食べたくなるおいしさ。今回紹介できなかったですが、ガパオにインスパイアされた「タイ風タコライス」もめちゃくちゃおいしい!ハーフ&ハーフもできますよ!
トッピングではチーズ、スパム、サルサソースなども楽しめます。
トッピングを楽しむ人多数!心地よい佇まいでタコライスを提供するキッチンカー『lunch stand tipi』
「海の近くでお店をやりたい」。
オーナー葛西さんのそんな想いから2008年に移動販売を始めた『lunch stand tipi』。木やタイルなどが使われた車体は、シンプルで洗練された海の近くのカフェのようにおしゃれです。現在は神田にある実店舗とともにランチタイムに3台が稼働中。
tipiさんのメニューは、沖縄やブラジル、メキシコといった暖かい国や地域の料理をコンセプトに、タコライスやチリライス、クリームチキンを提供しています。今回はタコライスをご紹介!
葛西さん「うちのタコライスは、メキシカンっぽいスパイシーさというよりも、沖縄テイストで、肉の旨味を凝縮して甘めに仕上げています。僕は毎朝5時から仕込みを行なっていますが、炒める、煮込むといった工程にしっかり時間をかけて旨味を引き出したいので、タコライスは前日から弱火でじっくり長時間煮込んで仕上げています。それでなかなか帰れないくらい(笑)」
また、魅惑的なトッピングのラインナップも特徴的。
葛西さん「オリジナルタコライスはとてもシンプルなので、お客様のお好みでトッピングをつけていただくスタイル。常連さんは2つ3つトッピングをつけて、自分好みのカスタムを楽しんでいただいていますね」
トッピングは、濃厚でクリーミーなアボカドディップ、バターたっぷりの自家製マッシュポテト、お肉を足したい方にはウィンナー、その場で焼き上げる目玉焼き、さっぱりした辛さがほしい人へサルサソース、チェダーチーズを溶かしたチーズソース、パリパリ食感をプラスできるチップス。そして葛西さんもおすすめなのが、チポトレポテト。「チポトレ」とは、燻製にしたメキシコの唐辛子を原材料とする香辛料で、辛味よりは香りと旨みを凝縮したもの。濃厚なタコミートに、さらにパンチをプラスしてくれる癖になる一品です。トッピングはALL80円というのもうれしいところ。
葛西さん「はじまりは海の近くでお店をしたいという想いからでした。キッチンカーを15年続けてきたなかで、お客様を一瞬でも笑顔にしたい、ランチタイムの貴重な休憩時間に少しの幸せをお届けしたいという想いが育っていきました。味はもちろん、数十秒の接客も含め、午後も頑張ってもらえるような活力の源になれればと日々営業しています」
お肉の旨味がたっぷりで、選ぶのが楽しいトッピング。心地よい佇まいで迎えてくれる店構えとスタッフさん。この機会にぜひ、『lunch stand tipi』のタコライスをお楽しみください!
タコライス大好き委員評
タコライスのたまごといえば温玉が主流ですが、tipiさんは「クラッシュエッグ」がのっているのが個性的!フレッシュなレタスの千切り、トマトのフレッシュさがうれしいサルサソース、タコミート、クラッシュエッグのタルタルっぽさが全体をまろやかにしてくれて最高なんです!濃厚でクリーミーなアボカドディップと、クセになるチポトレも最強の組み合わせ!是非お試しいただきたいです!!
フレッシュな野菜がたっぷり食べられるタコライスのキッチンカー『TABELI』
2015年からご夫婦でタコライスのキッチンカーを切り盛りする『TABELI』さん。今では毎日4台が稼働する人気店です。
福岡出身のオーナーご夫婦は、ご主人は宮司や、サラリーマンのお仕事を、奥様は調理師免許を持ち、学校給食を手がけていたという経験をお持ち。元々、ご夫婦で何か一緒にやりたいね、と話していたこと、東京に出てきてからキッチンカーをよく見かけたことから開業されました。
『TABELI』さんのタコライスは、スパイスの深みとお肉の甘みを感じられるタコミートに、トマトに火入して作る自家製ローストサルサソースの絶妙なさわやかさが加わり、さらに、スイートチリソースとナッツ系ソースが絡まり、複雑な味の奥行きを演出します。大坪さん「TABELIは福岡の言葉で『食べていきなさい』という意味です。小さなお子さんでも食べられるくらいに辛味はほとんどなく仕上げています。辛いのがお好きな方向けには、セルフサービスで3種類の辛味(タバスコ、チリパウダー、自家製のTABELIオリジナルペッパーソース)を用意しています」
そしてそして、なんといってもうれしいのが、サラダ感覚で食べられるほど野菜がたっぶり入っていて、品目数も豊富なところ。キャベツ、水菜、トレビス、パプリカ、サニーレタス(季節により変動)が敷き詰められ、見た目も色とりどりで、シャキシャキとしたフレッシュさがたまりません。
野菜の状態をを自分の目で見て選びたいと、一括した仕入れではなく野菜取扱店を何軒も回って仕入れ、新鮮で状態の良い野菜を見極めているのだとか。
「毎週食べられるようなイメージでこってりしすぎず、野菜をたっぷり食べられるようなバランスにこだわっています。」と店主の大坪さん。
一つ一つの品質へのこだわりが、間違いないクオリティの一皿へとつながっている『TABELI』のタコライス。お肉、野菜、ごはんの絶妙なバランスは、食べ応えと気持ちよく食べられる爽快感を両立する稀有な一皿。ぜひご賞味ください!
タコライス大好き委員評
『TABELI』さんのキッチンカーは、個人的にはのどごしNo.1!!!タコミート、野菜、ソース、ごはんの三位一体感が抜群で、するするするっと喉を通り抜けていく感じなんです。それでいてしっかりとお腹にたまるし、お肉の旨味と甘みが最高。
全部乗せ(アボカド・温玉・チリビーンズ)は大盛りかサラダ増し無料というサービスもうれしいところ。ぜひお好きなカスタマイズを楽しんでください!
沖縄タコライスの老舗キッチンカー『Comida Latina』
石垣さんと佐々木さんが切り盛りする『Comida Latina』は、本格沖縄タコライスを提供する今年15年目の老舗キッチンカー。
沖縄県出身の石垣さんにとっては、幼い頃からよく食べていたという『タコライス』。開業当時は『タコライス』自体馴染みが薄く、「タコライスがもっと認知されたらいいな」という思いで始められたのだとか。
石垣さん「当時は『たこ(蛸)が入ってないわよ』って、たこ飯と勘違いしたお客さんからクレームもらったりしたよ(笑)。 小さい頃は『ミートごはん』って感じで、ごはんにタコミートが乗ってるだけのをよく食べてたよ。沖縄では今でも他の野菜やチーズなんかはトッピングなんだよね。沖縄流のシンプルなイメージを大事にしながら、二人で沖縄中のタコライスを食べ歩いて研究して今のタコライスにたどり着いた感じかな」
沖縄の本格タコライスを提供するComidaさんのタコライス、味のポイントは何なのでしょう?
石垣さん「一番のスパイスは笑顔かな(笑)。うそうそ、うちのタコミートは、肉々しさをしっかり残しつつ、ラテンを感じさせる香ばしさがポイントかな(笑)。10種類以上のスパイスで煮込んでるよ。あとはキーマカレーっぽい感じで汁気もあるから、ごはんがべちゃっとしないように少しかために炊いてるよ。ごはんがしっかりおいしくなくっちゃね。サルサソースは、甘くしながらも深みが出るように作ってるかな。自分がトマト好きだから、糖度の高いフルーツトマトを毎朝カットして多めに乗せてるよ。あれ、甘くてうまいでしょ」
たしかに、Comidaさんのタコライスはシンプルながらも深い味わいやフレッシュさががクセになる絶妙なバランスです。是非、沖縄の本格タコライスを食べて見たい方はお試しいただきたい逸品です!
タコライス大好き委員評
Comidaさんのタコライスはサルサソースの甘さと酸味やトマトのフレッシュさがすごく際立って感じられました!また、石垣さんも「うちのミートは玉ねぎなども入れないお肉100%!」とおっしゃるように肉肉しい味わいがシンプルながら食べ応え抜群!
本場沖縄の味を知りたい方にぜひおすすめです!!
ホスピタリティとボリューム満点のタコライスキッチンカー『THE TACO SHOP』
中学時代の同級生という上林ご夫妻のキッチンカー『THE TACO SHOP』は、2019年に開業し、コロナ禍の直撃を受けながらも二人で協力してピンチを切り抜けてきた大人気店舗。
奥様がオフィスワークをしていた時代にランチでキッチンカーをよく利用しており、「キッチンカーいいね」と興味をお持ちに。ご主人は飲食畑を長らく歩まれ、スペイン・メキシコ料理のバルで培った経験を活かしてオリジナルのタコライスを考案し、二人で開業。
上林さん「沖縄タコライスはお肉がゴロゴロとしたイメージですが、うちのタコライスはソースっぽく仕上げています。チェダーチーズとパルメザンチーズの2種類をかけるので、混ぜるとタコミートソースとのまとまりがよく、ごはんがすすみます」
たしかに、車内の寸胴鍋であたためているタコミートは「ミートソース」といった面持ちで、レードルから注いでくれるその姿はつゆだく気味。チーズが程よくとろけてご飯とよく絡みます。また、サイドにはハラペーニョ、レモン、ポテサラがついており、ハラペーニョ増しは無料という気前の良さ。大きなランチボックスに、たっぷり注いでくれるご飯とタコミート、パクチーはメニュー名通り「山盛り」。しかもなにやらお客様にお渡ししているチケットが…?
上林さん「初めてのお客様にはずーっと使える無料温玉チケットをお渡ししているんです。常連さんはもう顔パスで温玉をお付けしています(笑)」
また、常連さんがほぼ皆さん付けるという大人気の超濃厚クラムチャウダーも、あさりやベーコン、野菜など5種類の具材がたっぷりで、波々とついでくれます。タコライスとクラムチャウダーとはなかなか珍しい組み合わせです。
上林さん「タコライスは夏のイメージで、冬が弱いなと思っていたので、何か温かくて手がこんでて特別感のあるものをと思い始めました。夏でもよく出る人気のサイドメニューです」
大人気なのが納得の「ランチを楽しんでもらいたい」というホスピタリティに溢れている『THE TACO SHOP』さん。全方位でサービス、ボリュームあふれる逸品をお試しください。
タコライス大好き委員評
今回の8店の中で最もつゆだくなタコライス。とろみのあるタコミートは奥の方にスパイシーな辛味も感じられ(辛くはないです)、チーズの濃厚さもよく絡んでとってもおいしい!
付け合わせのハラペーニョピクルス、レモンがさわやかかつ刺激的。エスニックに味変できるパクチーも相性抜群です。
そして、なんといってもこのボリュームとサービス満点の一皿は、ランチのリピーターが続出するのも納得です。
本場の沖縄タコライスを手軽に東京で味わえるキッチンカー『RuLer's TACORiCE』
『RuLer's TACORiCE』は、宜野湾、那覇、宮古島に店舗を構えるタコライスの人気店【ルーラーズ】の東京ポップアップストアとして2021年にオープンしました。
「沖縄のソウルフードといえるタコライスをファストフードとして全国に広めたい」、そんな想いで開業したという本店の意思を引き継ぎ、沖縄店と全く同じレシピが東京でも楽しめるキッチンカーがあるとは、行くしかありません。
キッチンカー店主の西之園(にしのその)さんは、鹿児島県出身で、大学から16年間沖縄で暮らし、「タコライスが日常食だった」というタコライス好き。
西之園さん「キッチンカーを始める際に東京のタコライスをかなり食べ歩きましたが、いろいろなアレンジがあるんだなと驚きました。一方、当店のタコライスは沖縄のスタンダードな味になっているのではないかなと思います」
沖縄のスタンダードとはどんな特長があるのでしょうか?「沖縄タコライス発祥店のタコライスって、ご飯にミートが乗ってるだけでシンプルなんですよね。他の具材がのるとタコライスチーズ、タコライス野菜って言ってたりします。東京で出会うタコライスはいろいろな野菜やソースが乗ってて面白いなと思いました。うちのタコライスは、7種類のスパイスや調味料を配合して、お肉の味をしっかりと際立たせた味付けになっていると思います。甘みや辛味はあまりなく、サルサソースをお好みでかけて完成、というのが沖縄っぽいのかなと思います」
今回は西之園さんおすすめの一番人気メニュー『ABCタコライス』をチョイスしました。 Aアボカド・Bベーコン・Cチーズの組み合わせがなんとも爽やかかつクリーミーかつ大満足の食べ応えを演出してくれます。
西之園さん「チェダーチーズがたっぷり入っているのが美味しいんですよね」
とにっこり。 はい、チェダーチーズの芳醇な風味と、お肉の味が際立ったタコミートが溶け合って、最高に濃厚でパンチがあり、とってもおいしいです!
タコライスラバーならばぜひ、沖縄の本場の味をお試しください!
タコライス大好き委員評
『RuLer's TACORiCE』のタコミートは、色が濃くてぎゅぎゅっと味が凝縮されているような濃厚さが格別!「味が濃い」という意味ではなく、旨味が凝縮されていてとにかく「濃い」!という感じです。そこにたっっぷりのチェダーチーズが絡まり合って、パンチがあってクセになる!!
ビーガンの方でも楽しめるようにと、タコミートを大豆ミートにも変更かのうなのだとか。また、ABCタコライスの他にもテリヤキタコライスや、シーザータコライスといったバリエーションも豊か。味噌汁的な相棒、もずくスープもありますよ。
アジアごはんのキッチンカー『ぞうさん食堂』が手掛けるエスニックテイストタコライス
エスニック料理がまだまだ珍しかった2005年から、キッチンカーで独自のアジアごはんを振る舞い続けている『ぞうさん食堂』。
『カオマンガイ』、『ベトナムごはん』、『トムヤムごはん』、『よだれ鶏ごはん』と創作アジア料理が並ぶなか、あるのです、『タコライス』が!
店主の田中さん「当時エスニック料理は珍しかったのですが、うちにしか出せないものを、と柔軟な発想で独自メニューを開発しました。それぞれのアジアごはんは自分好みに混ぜて美味しいアレンジを楽しんでもらえるようにと5種類のメニューを提供しています」
アジアごはんのぞうさん食堂ならではのタコライスは、エスニック風味が際立つオリジナリティ溢れる味わい。エスニックな香りが華やかなタコミートはほんの少しだけ酸味も感じ、パクチーや小ネギによって軽さも加わります。付け合わせのレモンを絞るとまたなんとも爽やかに食欲が刺激されます。
ぞうさんらしいボリューム満点さもうれしいところ。タコライス単体でももちろん最高ですが、ぞうさん流を楽しみたい方におすすめなのは、他の具材との2つ乗せや3つ乗せ。ごはんの上で混ざり合うとまた新しい味わいを連れてきてくれます。青森のご両親が丹精込めて作っているというお米『まっしぐら』も最高にふっくらとつややかでおいしいのです。
一味違ったエスニック風の爽やかなタコライスをぜひお試しください!
タコライス大好き委員評
豚ひき肉100%で、エスニックな香り、パクチー、小ネギなどの香り野菜と、今回の8店のなかでは一番さっぱりと爽やか風味。ばくばくと食べられてしまいます!
たっぷりのサニーレタスサラダ、付け合わせの大根とにんじんのピクルスも箸休めに最適で、大ボリュームのごはんもあっという間に完食してしまいます。なんとも、アジアごはんの雄、『ぞうさん』らしいタコライスでした!
他のメニューとの2つ乗せ、3つ乗せ、全部乗せも可能です。自分好みのアジアンミックスな一皿を見つけてください!
アメリカンフードのキッチンカー『Kimmy's Deli』のパンチたっぷりタコライス
おしゃれなトラックと陽気な音楽、アメリカのフラッグ。アメリカンフードのキッチンカー『Kimmy's Deli』は、現れると立ちどころにカラリとしたハッピーな空気を運んできてくれる、元ハンバーガー屋の池田さんが店主の人気店です。
メニューは「元ハンバーガー屋さんのアメリカン弁当」がコンセプトなだけあって、オリジナリティ溢れるメニューが並びます。『NYチキンオーバーライス』、『テキサスバーベキューポーク』、『フライドケイジャンチキン』などなど、どれも最高にそそられますが、今日のお目当ては『ラージミートタコライス』!
池田さん「いっちばん試行錯誤したお気に入りのメニューなんですよ。それこそ最初は『タコライス』で調べたレシピをアレンジして提供し始めたのですが、鳴かず飛ばずで。他のメニューもそうですが、うちでは毎月レシピの見直しを行なって、常にブラッシュアップしてます。なかでもこいつ(タコライス)は一番苦労させられましたね。どうしたらうちらしいオリジナルなものになるか探求しました。タコミートはカリカリになるくらい炒めて油を取り除いてから煮込んでるので、くさみやも脂っこさがないのも特徴です」
そして、一口頬張ると、おもしろいシャキシャキとした食感が。
池田さん「レタスやキャベツにタコミートが乗っているのが一般的かと思いますが、うちのはコールスローが乗っていて、他にも食感を楽しめるタコスチップスやナッツも入ってます」
また、自家製のサルサソースもなんともフレッシュで、いろいろな具材の味や食感といった個性がぴたりと噛み合った複雑な味わい、クセになります。他のメニューと同様のターメリックライスを用いているのも他のタコライスとは違った個性的な佇まい。
アメリカンフードのコンセプトから個性を追求した超オリジナルなKimmy'sのタコライス。ぜひ一度お試しいただきたい逸品です!
タコライス大好き委員評
少し大きめなそぼろは、スパイシーでカリカリで、ちょっと歯応えも感じるのがおもしろいタコミートです!このお肉にコールスローやチップス、ナッツといったいろいろな食感が加わり、一口食べて「おもしろい!」と感動してしまいました。玉ねぎやパクチーも入ったサルサソースも複雑な味わいを演出していて、まさにここでしか食べられない『タコライス』。試行錯誤を繰り返して辿り着いたというこの味わい、是非たくさんの方に試していただきたいです!
まとめ
タコライス食べ比べ企画、いかがでしたでしょうか。みなさんの行きつけのお店もありましたか?
今回わかったのは、タコライスはタコライスと一言で括れないほど、奥深い世界が広がっているということでした。
キッチンカーではタコライスを扱っているお店がかなり多く、それゆえに今回の食べ比べ企画が生まれた訳ですが、いざ一気に食べてみると、「どれもこれも全然違う!!タコライスと一括りに認識するのはもったいないくらい超個性的!!!」という感想でした。
店主の数だけ物語があり、料理ジャンルがある…キッチンカーの世界の楽しさを存分に味わえる食べ比べとなりました。
タコライスは野菜もお肉も食べられてバランスが良く、ランチにぴったりです。ぜひぜひ気になるタコライスキッチンカーを食べにいらしてください!