ソーシャルディスタンスとは、人と身体的な距離を保つことで感染症の広がりを防ぐ取り組みです。できれば2メートル、最低でも1メートル以上、人との間隔を保つことが感染防止に有効とされています。
キッチンカーにおいてソーシャルディスタンスを守る方法や、コロナ対策におけるキッチンカーの強みを学び、お店作りに生かしていきましょう。
目次
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- コロナ対策で必要とされるソーシャルディスタンスとは
- 新しい生活様式の一つ
- 最低でも1メートルの距離を保つ
- コロナ対策におけるキッチンカー(移動販売)の強み
- キッチンカー(移動販売)は3密を避けやすい
- 飲食店と比べ固定費を抑えやすい
- 自粛の影響を受けにくい
- キッチンカー(移動販売)のソーシャルディスタンス対策
- 並ぶ際の目印を設置する
- 整理券を発行する
- ソーシャルディスタンスをお願いするPOPを設置する
- ソーシャルディスタンス以外の3密対策5点
- 1. キッチンカー(移動販売車)をこまめに換気する
- 2. カウンターにパーテーションを設置する
- 3. 従業員がマスクやフェイスシールドを着用する
- 4. 金銭のやり取りはトレイに置いて行う
- 5. 密集となりにくい場所を選んで出店する
- ソーシャルディスタンスを守り、3密を避け安心して営業しよう
- キッチンカーに関する主な記事
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- キッチンカーの開業相談
- キッチンカーの出店場所をお探しの方
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コロナ対策で必要とされるソーシャルディスタンスとは
安心してお客様が利用できるお店作りをするためには、ソーシャルディスタンスの取り方を把握して実践することが重要です。お店などで列に並ぶ際は間隔を空けるなどの基本事項の他にも、会話の際には真正面で座ることを避けるなどの工夫がされています。
新しい生活様式の一つ
ソーシャルディスタンスは、厚生労働省が公表した「新しい生活様式」の一つ。社会的距離を意味します。「新しい生活様式」とは、新型コロナウイルスが市中に広がっていることを想定して、感染拡大防止に効果的であるとされた生活スタイルのことです。マスクをつける、手洗いおよび消毒を行う、密を避けるなどの内容も、ソーシャルディスタンスと同じく新しい生活様式に組み込まれています。
最低でも1メートルの距離を保つ
ソーシャルディスタンスは人との間隔をできれば2メートル、最低でも1メートル確保することが望ましいとされています。真正面を避けて会話する、人との間隔が取れない場合はマスクをするなども、ソーシャルディスタンスを確保するのためのアイデアです。
コロナ対策におけるキッチンカー(移動販売)の強み
コロナによる自粛のダメージが大きい飲食店ですが、キッチンカーは比較的影響を受けにくいと言われ、注目されています。キッチンカーは3密を避けやすい、固定費を抑えやすいことなどが理由に挙げられるでしょう。
キッチンカー(移動販売)は3密を避けやすい
飲食店は飲食をする際にマスクを外すことを避けられません。また、お客様は複数人で来られることが多く密になりやすい環境であり、これはお店とお客様の両者にとって悩ましい問題となっています。
それに対しキッチンカーは業務形態上、密閉、密集、密接の3密を避けやすいのが強み。屋外で営業することができ、かつ自分で営業場所を選べるため、密閉を避けやすくなります。またテイクアウトが基本で食事の場を設けないため、通常の飲食店と比べお客様同士が密になりにくい環境といえるでしょう。
飲食店と比べ固定費を抑えやすい
感染症拡大における飲食店の弱点として、3密になりやすく、自粛により売上が減少することが挙げられます。政府による自粛要請がなくても、お客様が外食に不安を感じている間は足が遠のいてしまうのが大きな痛手です。飲食店はその月の売上が下がっても、家賃などの固定費は変わらずかかるため金銭的なやり繰りが厳しくなります。
その点キッチンカーは通常の飲食店と比べ固定費を抑えやすく、売上の変動に対処しやすいのが強みです。初期費用としてキッチンカーの購入代金や設備費、各種手続きを支払えば、毎月かかる固定費は駐車場代、人件費、出店料等となります。飲食店なら必ずかかる家賃が無い分、負担が軽くなるでしょう。
自粛の影響を受けにくい
感染症の広がりにより飲食店の営業自粛をしなければならない時も、キッチンカーであればテイクアウトやデリバリーができるため、比較的営業しやすいでしょう。お客様も、屋外に設置されたキッチンカーなら安心して利用できる、コロナ禍でも大丈夫という認識を持ちやすいかもしれません。自粛を推奨する世の中でも対策をしっかりしていれば営業できるという点は、キッチンカーの大きな強みと言えます。
キッチンカー(移動販売)のソーシャルディスタンス対策
コロナによる影響が少ないとされるキッチンカーですが、営業する際はソーシャルディスタンスを保つなど、感染症拡大防止に配慮した工夫が必要です。ここではキッチンカーで実践したいソーシャルディスタンス対策を見ていきます。
並ぶ際の目印を設置する
お客様が並ぶ列には、前後の間隔を最低1-2メートル以上空けられるようにテープなどで目印を設置すると良いでしょう。お客様にとって見やすいように、テープの色は明るい黄色など、床や地面の色と同化しないものを用意したいですね。
整理券を発行する
大勢のお客様が並んだ場合は、従業員が列の誘導をするか、整理券を発行するなどしてお客様が密集しない配慮をしたいものです。事前に列がここまで来たら誘導するなど、従業員の間で打ち合わせしておくと良いでしょう。整理券を発行する場合も、発券してからどのくらいで来てもらうのか、事前に検討しておくと混乱を避けられます。
ソーシャルディスタンスをお願いするPOPを設置する
お客様にソーシャルディスタンスの協力をお願いするPOPなどの掲示物を設置すると、より丁寧な印象になります。掲示物を作る際は、お客様ご自身の健康を守るためのお願いであることを、文面で伝えておきましょう。
ソーシャルディスタンス以外の3密対策5点
ソーシャルディスタンスを守るだけではなく、感染症対策を総合的に実施し安心して利用できるお店にしたいものです。ここではキッチンカーを営業する上で、3密を避ける工夫5点を紹介します。
1. キッチンカー(移動販売車)をこまめに換気する
感染症対策として、換気の重要性が挙げられています。キッチンカー販売はお客様がいるスペースは密閉を避けられますが、従業員がいるキッチンカー内は密閉に近い空間です。営業中はたえず換気扇を回し、窓を開けるなどしてキッチンカー内部をできるだけ換気し、密閉を避けると良いでしょう。可能であれば、二方向以上の窓を開けて風の通り道を作るとより効果的です。
2. カウンターにパーテーションを設置する
接客カウンターにパーテーション(仕切り)を設置すると、従業員とお客様が密接するのを防ぎ、感染防止対策となります。またパーテーションが設置されていると、感染症対策を取っているお店だと一目でわかるため、お客様により安心して利用してもらえるでしょう。
3. 従業員がマスクやフェイスシールドを着用する
1メートル以上離れて会話することが難しい場面では、マスクやフェイスシールドを着用することが望ましいとされています。従業員がマスクやフェイスシールドを着用することで、従業員同士やお客様と会話する際の密接対策となるでしょう。ただしマスクは熱がこもりやすいので、暑い日は夏用マスクを使うなどの熱中症対策を。
4. 金銭のやり取りはトレイに置いて行う
金銭をやり取りする際は、密接を避けるため手渡しではなく、コイントレイなどを経由して行います。コイントレイは頻繁に人の手が触れる場所なので、会計の合間に消毒すると良いでしょう。会計が終わったら従業員が手指を消毒するのも良い対策となります。
5. 密集となりにくい場所を選んで出店する
屋外は密閉の心配がないので油断してしまいがちですが、大勢の人が密集・密接すると屋外でも感染する恐れがあります。お客様同士が間隔を空けて並ぶスペースがあるかどうかなど、出店場所が密を避けられるか事前に検討することも重要です。
ソーシャルディスタンスを守り、3密を避け安心して営業しよう
3密を避けやすく、コロナ対策をする上で強みがあるキッチンカーですが、お客様同士が列に並ぶ際の身体的距離を確保する、3密回避を徹底するなど、安心して営業できる工夫が必要とされます。ソーシャルディスタンスや新しい生活様式に配慮して、お客様が安心して利用できるお店を目指し、美味しさを届けたいですね。
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