ここ数年、イベントやオフィス街のランチタイムに見かけることが多くなったキッチンカー。東京都で営業許可を取得しているキッチンカーはすでに3000台を超えており、都市部を中心に日本でも徐々に浸透してきています。キッチンカーで提供するメニューはさまざまですが、その中でも高い人気を誇るのがカレーです。
ここでは、キッチンカーでカレーを販売するメリットやデメリット、人気店舗の特徴などをご紹介します。
目次
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- キッチンカー(フードトラック)でカレーを提供するメリット・デメリット
- キッチンカー(フードトラック)でカレーを販売するメリットとは
- キッチンカー(フードトラック)でカレーを販売するデメリットとは
- キッチンカー(フードトラック)で売れるカレーのポイント
- カレーの味をとことん追求し、看板商品に磨き上げる
- トッピングや日替わりカレーなどで変化をつける
- 実際にキッチンカー(フードトラック)でカレーを提供しているお店を紹介
- タンドール窯で焼く、アツアツのナンが大人気「Plusspice プラススパイス」
- 本場の南インドカレーをヘルシーに楽しめる「MILLAN ミラーン」
- パクチー好きにはたまらないタイカレー「flaming nora フレーミングノラ」
- キッチンカー(フードトラック)と好相性のカレーで開業しよう
- キッチンカーに関する主な記事
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- キッチンカーの開業相談
- キッチンカーの出店場所をお探しの方
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キッチンカー(フードトラック)でカレーを提供するメリット・デメリット
キッチンカーを起業するにあたって、メニュー選びはとても大切なポイント!その点、カレーは必要な設備やオペレーションがシンプルで利益を出しやすいなど、メリットがたくさんあります。キッチンカーでカレーを提供するメリット・デメリットや、キッチンカーで売れるカレーのポイント、人気店の取り組みなどをご紹介します。
キッチンカー(フードトラック)でカレーを販売するメリットとは
■とにかくシンプル! カレーをキッチンカーで提供するために必要な設備はとてもシンプル。最低限、カレーを温めるためのコンロ、大型炊飯器、冷蔵庫があればOKなので、キッチンカーの改造費用も抑えたい方にもおすすめです。カレーを提供するときは、容器にごはんを盛ってルーをかけるだけなので、オペレーションもいたってシンプル。ひとりでも営業可能です。
■提供スピードを上げやすい 提供するまでに時間のかかる他のメニューに比べて、カレーは回転率の高さが際立ちます。時間が勝負のオフィス街のランチタイムなどには、回転率の良さは大きな武器となります。また、カレーはある程度原価を調整しやすいというのもポイント。スパイスをふんだんに使ったカレーは原価が高くなることもありますが、そのぶん、ラッシーやチャイなどのドリンクやトッピングで調整をかけることも可能です。
キッチンカー(フードトラック)でカレーを販売するデメリットとは
キッチンカーでカレーを提供するデメリットを挙げるとすれば、手焼きのナンなど手の込んだメニューには専用の設備が必要となること。また、カレーの種類やトッピング、サイドメニューの数を増やせば、それだけオペレーションも複雑になります。そのほか、カレーに限ったことではありませんが、キッチンカーと別の場所で仕込みをする場合は、仕込み場所にも保健所の営業許可が必要となります。
キッチンカー(フードトラック)で売れるカレーのポイント
カレーは、キッチンカーと相性のよい商材ですが、さらに「売れる商品」にするための工夫はどんなものがあるのでしょう。ポイントをいくつかご紹介します。
カレーの味をとことん追求し、看板商品に磨き上げる
カレーにはいろいろなタイプがあり、代表的なものには次の種類があります。
- インドカレー 種類が多く、代表的なものにはバターチキンカレー、キーマカレーなどがあります。カレーによって、使用する食材や、スパイスが異なります。
- スパイスカレー 大阪を中心にブームとなっているスパイスカレーは、インドカレーとは異なる食べ物。かつお出汁ベースなど、店独自のアレンジによる自由な発想のカレーが多いのが特徴です。
- タイカレー 唐辛子の辛みとココナッツミルクのマイルドな甘みが特徴。香辛料や唐辛子の違いによって、グリーンカレー、レッドカレー、イエローカレー、マッサマンカレーなどがあります。
- 欧風カレー スパイス仕立てのカレーをマイルドに仕上げた日本発祥のカレーです。「洋食屋さんのカレー」をイメージするとよいでしょう。
どのカレーで勝負するか、試作を繰り返しながらお店の看板商品へと磨き上げていきましょう。
トッピングや日替わりカレーなどで変化をつける
カレーは定番メニューだからこそ、リピーターが食べ飽きないような変化をプラスすることも大切です。
- 具材で変化をつける ベースは同じカレーでも、ビーフ、ポーク、チキン、シーフード、豆など具材を変えるだけでも味わいはガラリと変わります。日替わりや週替わりで変化を持たせると、リピーターにも好評です。
- トッピングにバリエーションを出す パクチーや野菜など、カレーのトッピングを充実させるのもポイント。フライドオニオンやピクルスなど、仕込み不要のトッピングも多いので、工夫してバリエーションを出しましょう。
- ドリンクメニューを充実させる ラッシーやチャイなど、カレーに合うドリンクメニューを充実させるのもおすすめです。
実際にキッチンカー(フードトラック)でカレーを提供しているお店を紹介
次に、実際にキッチンカーでカレーを提供しているお店をご紹介します。まさに三者三様、タイプの違うカレーを提供しています。メニューのラインナップや価格設定、リピーターを飽きさせない工夫など、ぜひ参考にしてください。
タンドール窯で焼く、アツアツのナンが大人気「Plusspice プラススパイス」
なんと、こちらのキッチンカーは車内に本格的なタンドール窯を設置。インド人シェフが仕込んだカレーは、通常3種類(キーマ、バターチキンなどのインドカレー2種と、キャベツ×桜エビなど日本流のアレンジが楽しめるオリジナルカレー1種)を準備しています。窯で焼き上げたアツアツのナンとカレーの本格的なセットが650円、カレー1品追加で100円プラスというリーズナブルな価格設定もフードトラックならではのポイントと言えるでしょう。
また、ナンもプレーンタイプの他にチーズナンがあり、ラッシーやマンゴーラッシーなどのドリンクも充実。これらのリピーターを飽きさせない工夫には、学ぶべき点が多いのではないでしょうか。
本場の南インドカレーをヘルシーに楽しめる「MILLAN ミラーン」
東京都内を中心に営業するミラーンの特徴は、なんといってもメニューの豊富さ。
たとえば、定番の辛口マサラチキン、冬季限定のサグチキン、中辛の大根入りキーマ、甘口のココナッツチキンなど、味や辛さ、具材のバリエーションも充実。南インドカレーを軸にしながらも、独自性の高いメニュー展開がリピーターにも好評です。さらに、ハーブフランクなどのサイドメニューやマンゴーラッシーなどのドリンクもあり、リピーターからも愛されています。
パクチー好きにはたまらないタイカレー「flaming nora フレーミングノラ」
フレーミングノラでは、タイカレーを始め、ガパオライスなどのタイ料理を提供しています。こちらの名物は、無料でパクチー盛り(通称パク盛り)ができるサービス。辛いのが好きな方には、フレーク状の唐辛子を追加して「辛さ増し」も可能です。このように、カレーを軸にしてアジアごはんのメニューを拡充していくというプランを描くこともできます。
キッチンカー(フードトラック)と好相性のカレーで開業しよう
シンプルでありながら、追求すればするほど奥深いカレーは、限られたメニューを磨いていくキッチンカーと好相性のメニュー。今回紹介した店舗を含め、ぜひ他店に足を運んで研究してみてはいかがでしょう。