走る料亭「西京屋周」は、料亭の味をお手頃価格で提供するキッチンカーです。店主が料亭時代に培った技術とこだわりを持って、美味しい料理を幅広い人に届けたいという想いで営業しています。
特におすすめするメニューは「周弁当」で、料亭の味を詰め込んだものです。その時期に最も美味しい食材を使った炊き込みご飯が特徴で、毎日変わる炊き込みご飯が購入者に喜ばれています。
店主遠山さんのこだわりはお弁当の盛り方にもあり、ご飯とおかずを別々に盛り付けています。周弁当には必ず6種類のおかずが含まれており、季節によって内容が変わります。国産のかぼちゃやさつまいもなどの野菜を中心に使用しており、懐石料理の技術を活かしたお料理が楽しめます。ご飯には中粒のお米を使用し、福島県産のコシヒカリを使っています。これらのこだわりが、お弁当の美味しさを引き立てます。
目次
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- 割烹料理の技術を活かした周弁当
- 仕込みはすべて手作業でひとつひとつ丁寧に
- 食を通して人を幸せにしたいという想い
- キッチンカーでの挑戦と苦労
- 家族との絆と将来の夢
- まとめ
- キッチンカーに関する主な記事
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- キッチンカーの開業相談
- キッチンカーの出店場所をお探しの方
開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
こんにちは、キッチンカーの出店状況を確認できるアプリ「SHOP STOP」の広報担当城後です。
SHOP STOPに登録しているキッチンカーの中でも、特に人気の高い西京屋周さんをご紹介します。西京屋周さんは、料亭の味をお弁当に詰め込んだ「周弁当」を提供するキッチンカーです。料亭時代に培った技術とこだわりを持って、美味しい料理を幅広い人に届けたいという想いで営業しています。
今回は西京屋周さんのオーナーである遠山さんにおいしさへのこだわりについてお話を伺いました。
- 毎週月曜日:御殿山 青空キッチン 11:30 〜 13:30 豊洲(シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン)16:30 〜 20:00 豊洲(豊洲フロント)11:30 〜 14:00
- 毎週火曜日:赤坂(赤坂ガーデンシティ)11:30 〜 14:00 晴海(パークタワー晴海)17:00 〜 20:00 平河町(ノーブルコート平河町)11:30 〜 13:30
- 毎週水曜日:恵比寿(東急恵比寿ビル)11:30 〜 14:30 有明(ブリリア有明スカイタワー)16:30 〜 20:00 上智大学(四谷キャンパス)10:30 〜 14:00
- 毎週木曜日:虎ノ門(神谷町トラストタワー)11:30 〜 14:00
- 毎週金曜日:南青山(モーリッチ ガーデンテラス)11:30 〜 14:30 九段下(九段坂上KSビル)11:30 〜 14:00
※ 2023年12月現在の出店スケジュール ※ 最新の出店情報はSHOP STOPのスマホアプリからご確認ください。 ※ 下記の「このキッチンカーをお気に入りに追加」ボタンからお気に入り登録可能です。
割烹料理の技術を活かした周弁当
西京屋周の遠山さんが特におすすめするメニューは「周弁当」です。この弁当は、料亭時代に培った南京煮や西京焼きなどといった、料亭の味を詰め込んだものです。特徴的なのは、その時期に最も美味しい食材を使った炊き込みご飯で、「今日のご飯はひじきの炊き込みご飯」というように、毎日変わる炊き込みご飯が購入者に喜ばれています。おかずとの全体のバランスが良くなるため、必ず炊き込みご飯を用意しています。周弁当の炊き込みご飯のファンも多く、一度白米を試しましたが、あまり好評ではなかったため、また炊き込みご飯に戻したそうです。
遠山さんのこだわりはお弁当の盛り方にもあり、ご飯とおかずを別々に盛り付けています。周弁当には必ず6種類のおかずが含まれており、季節によって内容が変わります。四季折々の食材がひとつのお弁当に詰まっていると思うと、なんだかありがたいですね。国産のかぼちゃやさつまいもなどの野菜を中心に使用しており、国産かぼちゃでなければ野菜本来の甘さが出ないと遠山さんが教えてくれました。また、白身魚のなめろう風など、割烹懐石料理の技術を活かしたお料理が楽しめるのもこの店舗の魅力です。ご飯には中粒のお米を使用し、福島県産のコシヒカリを使っています。これらのこだわりが、お弁当の美味しさを引き立てています。
仕込みはすべて手作業でひとつひとつ丁寧に
西京屋周さんのお弁当は、すべて手作業でひとつひとつ丁寧に仕込んでいます。そこがこだわりで特徴のひとつです。毎日営業が終わって仕込み場で夜12時まで仕込みをします。
「美味しい料理を提供したいからこそ妥協したくない」
「お野菜は細かなところにも手を抜きたくないので、一個一個面取りし、卵焼きも手作業でひとつひとつ巻いています。大変ですけどね」と遠山さん。
奥様も仕込みを手伝ってくれるそうですが、平日毎日13時間は仕込みに時間がかかってしまうそうです。現在、2台のキッチンカーが稼働しているので、奥さんのサポートもありなんとかなりたっているとお話ししてくださいました。「本来料亭のお料理はキッチンカーで出せるようなメニューではないです。」と遠山さん。コストパフォーマンスを考えると別のものでも良いと思った時もあるそうですが、自分の店舗だからこそ提供できる「自分が提供したいこだわりのメニュー」を「本物」を提供したいという気持ちが強いとお話してくださいました。こころから美味しいと思うものを提供したいという気持ちがゆずれないともお話ししてくださいました。「走る料亭」がコンセプトのキッチンカー店舗なので仕込みの丁寧さはどうしても大事にしたいとおっしゃっていました。
食を通して人を幸せにしたいという想い
遠山さんは食に対する情熱がとても強い方です。そんな遠山さんですが子供の頃、実はお金がなくて食べられない時があったそうです。でもそれが食に興味を持つきっかけとなったとおっしゃっていました。また、小学生の時に自分で魚を焼いてみたら、とても美味しくて自分で料理をすることが好きになったそうです。小学生の高学年時から包丁をにぎるようになり、16歳から鮮魚の仕事につき魚の裁き方を覚えたそうです。当時の鮮魚店の店主から「アジ三枚おろしして」と言われてやってみたら下ろせたので嬉しかったそうです。働くようになると自分の力でいろんなものが食べられるようになり、食の楽しみを知ったとお話ししてくださいました。また、大衆的なメバチマグロしか食べた事がなかったですが、最高級の大間のマグロをはじめて食べたらとても美味しく、料理もチェーン店と料亭とではどれくらい違うのか、「本物の料理を食べたい」と思ったことがきっかけとなり、料亭に勤め始めたそうです。遠山さんの食の探究はここから始まったとのことです。
料亭に入ってみると「始発から終電まで働いても給料は月7万円」だったそうですが、愛のある環境だったと遠山さんは振り返ります。料亭は月に一回、懐石料理コースの内容やアラカルトメニューが大きく変わります。1年後は昨年のメニューと大きく変わらないので1年間をへるとおやっさんの紹介で別の店舗に移籍し修行したそうです。結果、17歳から22歳まで5件の料亭で働いた遠山さんは、懐石料理の技術を身につけました。器や盛り付けなども気を遣う懐石料理は、目で見て楽しんでもらえる料理だからこその奥深さを感じたそうです。一方、「料亭の料理は限られた人しか食べられないこと」に疑問を抱いていたそうです。もっと一般の人に日本料理、割烹懐石料理のおいしさや技術を知って欲しいと思い、自身で「丼と定食屋」の店を開業しました。しかし、身内のトラブルもありこの「丼と定食屋」さんはのちに閉めることになったそうです。ただ、キッチンカーを始めた今もこの「美味しい料理を誰にでも届けたい」という気持ちは変わらないとのお話でした。
キッチンカーでの挑戦と苦労
遠山さんは、2020年5月のコロナ禍直後にキッチンカーを開業しました。遠山さんはもともと飲食店を経営していましたが、共同経営者とのトラブルで店舗を一旦クローズしたそうです。借金を返済し、どうしてもまた「食を探求したい」という想いから、飲食店を開業したいと思ったそうです。ただ、飲食店を開業するには大きなお金が必要だったため、参入障壁の低さからキッチンカーを開業することにしたのだとか。
キッチンカーを開業してみると、店舗経営経験者だったが飲食店とキッチンカーは全く別物で出鼻を挫かれたともお話ししてくださいました。接客や看板の見せ方が大事だということが痛いほどわかったそうです。出店してもなかなか売れなかったので、売れている店舗の真似や先人の方々のアドバイスを受け入れてやってみる事をとことんしたのだそうです。
とりあえずやってみる。
何度失敗してもトライアンドエラーでキッチンカーを改善してきたそうです。だけど、儲けることだけに固執せず、お料理が手作りということだけはブラさずこだわってきたからこそ今があるそうです。キッチンカーでの営業は、店舗とは違う苦労がありました。特に仕込みの違いは大きかったと遠山さん。自身で店舗を経営していた経験もあり、最初はキッチンカーと店舗は一緒だと思っていましたが、実際に経営してみると、店舗とキッチンカーは全く別物でした。でも、キッチンカーはいろんなところに行けるからお客さんは移動するだけ増えるというメリットもよくわかったそうです。また、キッチンカーは座席がないので対応できるお客さんの人数が多いところも違うともおっしゃっていました。通常の飲食店だと場所は毎日移動できないので、常連さんは仮に100人とすると、キッチンカーは営業場所が月曜日〜金曜日まで毎日違うので、1週間で500人の常連さんがつくところも面白いとおっしゃっていました。毎週来てくれるお客さんがいてくださることがこころから嬉しいそうです。
遠山さんはランチタイムは忙しく中々会話が出来ないですが「お客さんと心と心が繋がってくれる不思議な感覚がある」とおっしゃっていました。お昼の短い時間にお弁当を買いに来てくださる。接客する時間が短いからこそ見えざるコミュニケーションの奥深さがあると思っているともお話ししてくださいました。
家族との絆と将来の夢
遠山さんは、自分がこれまでに経験した苦労を子供たちには経験させたくないという強い思いから、仕事に全力を注いでいます。以前は、たまの休日には、子供たちと一緒に料理を作ることもよくあったそうです。特に料理の基本を教えることはなく、カレーや野菜炒めなどを一緒に作りながら、失敗を通じて学ぶことを見守っています。「自分で学ぶ精神を伝えたい」という思いから、あえて教えないことを大切にしているんだとか。以前、埼玉県さいたま市に住んでいた時には、一年を通して子供たちと一緒に農園を借りて野菜を育て、一つの野菜がどのように出来てどのくらい大変なのか、食育をしていたそうです。現在は東京都江東区に住んでおり、土いじりはできなくなったそうですが、キッチンカーの出店場所が30分圏内になったため、出店が楽になったとのことです。遠山さんのキッチンカーの営業場所は主に都内ということもあり、埼玉に住んでいた頃は、渋滞により到着が遅れることがあり、気が気でなかったこともあったそう。開業してからはほぼプライベートの時間はないそうですが、食を通じて人々を幸せにしたいという思いでキッチンカーを運営しています。
遠山さん曰く「99%は大変だけど、1%は楽しい」そうです。また、食を提供する仕事は、好きでなければできない仕事だと考えています。「食を通じて人を幸せにしたい」という思いから、この仕事がつづけられているそうです。
また、SHOP STOPアプリは顧客からのコメントを入力することができるのですが、コメントを見ると「本当に嬉しくてしょうがないのです」と遠山さん。日頃仕込みや営業で忙しいので美味しかったなどのコメントをいただけることが嬉しいのかもですね!また、最近は、3台目のキッチンカーの導入も考えているそうですよ。遠山さんの美味しいお弁当が食べられる場所が増えると思うと嬉しいですね。将来的には、自分の店舗を持つことも考えているとのことです。私も個人的に遠山さんの固定店舗に伺えるようになるのが待ち遠しいです。
まとめ
西京屋周さんは、料亭の味をお弁当に詰め込んだ弁当で、多くの人に美味しい料理を提供しています。店主の遠山さんが料亭時代に培った技術とこだわりを持って、手作りで仕込みをしています。食に対する想いがとても強い遠山さんは「食を通して人を幸せにしたいという想い」でキッチンカーを経営されており、家族との絆も大切にされているそうです。キッチンカーでの挑戦と苦労を乗り越えて、将来の夢に向かって毎日コツコツと試行錯誤を繰り返し、日々改良を重ねています。西京屋周さんの周弁当は、料亭の味をお手頃価格で楽しめるという魅力があります。ぜひ一度、西京屋周さんの周弁当を食べてみてください。きっと、遠山さんの想いが伝わってくると思いますよ。
「西京屋 周」遠山さんの出店場所が気になったら、「SHOP STOP 西京屋 周」と検索してみてくださいね!また、SHOP STOPアプリでは最新の西京屋 周さんの出店情報が確認できますよ。