北海道最大の都市で、経済の中心といえるのが札幌市。札幌市内やその周辺地域でキッチンカーの出店を検討している方もいるのではないでしょうか。多店舗展開を考えている飲食店経営者や、独立したいシェフにおすすめなのがキッチンカーの開業です。北海道や札幌ならではの特徴をもった人気キッチンカーに注目してみると、キッチンカー開業のヒントを得られるかもしれません。
目次
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- 札幌のキッチンカー(フードトラック)は?特徴について
- キッチンカー(フードトラック)とは?
- 札幌のキッチンカー(フードトラック)はどんな特徴がある?
- 札幌で人気のキッチンカー(フードトラック)5選
- 1.らっきょ
- 2.ククルケバブ
- 3.可愛井カフェ
- 4.ASOMBROSO
- 5.パールライオン
- キッチンカー(フードトラック)出店のメリット
- 開業費用を抑えられる
- 固定店舗との相乗効果が期待できる
- スタッフの管理や人件費の心配も不要
- キッチンカー(フードトラック)の開業手続きとサポート
- 保健所へ営業許可を取得
- 食品衛生責任者の設置
- メニューの取り扱い品目や仕込み
- 許可書の新規申請
- 札幌のキッチンカー(フードトラック)を参考に出店を検討しては
- キッチンカーに関する主な記事
- 開業実績多数!無料キッチンカーセミナー開催中
- キッチンカーの開業相談
- キッチンカーの出店場所をお探しの方
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札幌のキッチンカー(フードトラック)は?特徴について
札幌でキッチンカーの開業を目指している方は、札幌にはどういったキッチンカーがあるのか気になるのではないでしょうか。まずはキッチンカーとはどんな事業か基本的なことを確認しつつ、札幌で人気のあるキッチンカーの特徴を紹介します。
キッチンカー(フードトラック)とは?
キッチンカーとは、一般的に食べ物や飲み物を移動販売する車のこと。フードトラックやクッキングカー、あるいはフードカーと呼ばれる場合もあります。工夫次第で何でもできるのがキッチンカーの魅力といえるので、販売されているメニューもバラエティに富んでいます。オムライスやカレーライス、お肉を使った料理、エスニック料理などのご飯ものから、カフェやスイーツ、ケバブなどの軽食系までメニューの種類はさまざま。また、出来立てのものをその場で食べられるのがキッチンカーのよさです。メニューの質が高く、味も美味しいと評判のキッチンカーは数多くあります。
札幌のキッチンカー(フードトラック)はどんな特徴がある?
札幌にあるキッチンカーの特徴として、北海道の名産品を使用したメニューが多く販売されています。北海道の名産品といえば海の幸や乳製品、じゃがいもなど。寒冷地で積雪もそれなりにある地域のため、冬はスープカレーやラーメンなど体の温まるメニューが人気です。また、ザンギ(鶏のから揚げ)やあげいも、北海道産の乳製品を使用したスイーツやメロンパンも北海道ならではの人気メニューです。
札幌で人気のキッチンカー(フードトラック)5選
札幌で人気のキッチンカーでは、道産食材の美味しさを最大限に生かしたメニューが豊富です。また、冬場では体が温まるメニューを提供するキッチンカーも多くあります。ここでは、札幌で人気のあるキッチンカーを5店紹介していきます。
1.らっきょ
札幌のソウルフードとして知られるのがスープカレー。数あるスープカレー店のなかでも有名なスープカレー専門店「らっきょ」のキッチンカーです。北3条広場赤プラザにて開催された「さっぽろユキテラス」で販売されたのがらっきょのスープカレー麺です。らっきょプロデュースの店、「チャイ&カレーチャイコ」のホットチャイもあわせて販売しています。体がポカポカと温まるメニューは寒い冬場に最適ですね。
2.ククルケバブ
札幌でドネルケバブを販売している「ククルケバブ」のキッチンカー。特製のスパイスに北海道産のホワイトチキンをつけこみ、前日に仕入れた北海道産の新鮮な野菜を使用したボリューム満点のメニューです。マイルドソースが絶品でやみつきになるとの口コミも多数。札幌だけではなく道内各地で出店しているので、ブログやインスタ、ツイッターで出店情報を確認してみましょう。
3.可愛井カフェ
札幌市の隣にある都市、江別にある酪農学園大学の学生が起業し話題となったバブルワッフル専門店「可愛井カフェ」のキッチンカーです。バブルワッフルとは別名エッグワッフルとも呼ばれ、香港や台湾などでも人気のスイーツ。もちもち食感のワッフルに、餡や団子など和のトッピングを中心とした新感覚のメニューを販売しています。札幌だけではなく江別市など各地で出店しています。ピンク1色のかわいいキッチンカーを見かけたら立ち寄ってみて。
4.ASOMBROSO
北海道産のじゃがいもを使用したフライドポテトを販売している「ASOMBROSO(アソンブロッソ)」のキッチンカー。じゃがいもの旨味を堪能できるプレーンや、各種ソースがトッピングされたフライドポテトも人気です。一緒に販売されているスムージーはフライドポテトとも相性抜群。砂糖や動物製品を一切使わないチアシードスムージーは健康志向の方におすすめです。アソンブロッソはキッチンカー販売からスタートしましたが、今では旭川市に固定店舗を構え、夕張群栗山町に提携店もあります。
5.パールライオン
「パールライオン」は北海道の牛乳を使用したタピオカドリンクを販売するキッチンカーです。札幌市内は現在タピオカの激戦区となっているためタピオカ専門店は増え続けていますが、その中でもパールライオンは数ある人気タピオカ専門店のひとつです。パールライオンは狸小路3丁目内にキッチンカーで営業していますが、狸小路4丁目と5丁目の間をすすきの方向に歩いていくと固定店舗もあります。甘さはなし、ふつう、甘めの3種類から選べ、プラス100円でタピオカの量を増やせます。タピオカは黒糖の味わいがあり美味しいとの口コミも。
キッチンカー(フードトラック)出店のメリット
「固定店舗をもつには資金が足りない」、「人を雇えば当然人件費も発生し、スタッフの管理も大変」。そのような悩みをもつ方にとってキッチンカー開業はメリットがあります。また、すでに固定店舗を構えている方にとっても同様にメリットが大きいです。
開業費用を抑えられる
フードトラック開業のメリットは固定店舗を構えるよりも安く始められること。飲食店を開くには約1,000万かかると言われますが、キッチンカーであれば車両とキッチン設備が整っていればよいので、平均して300万円~500万円から開業できます。また、キッチンカーは家賃が発生しないのが大きな魅力といえるでしょう。その地域の1等地に固定店舗を構えるのは、高額な家賃が必要です。しかし、キッチンカーは空きスペースがあれば集客が期待できる人気エリアに出店できるのです。
固定店舗との相乗効果が期待できる
固定店舗がある場合の出店メリットとして、キッチンカー販売と固定店舗の相乗効果が期待できる点にあります。キッチンカーでファンを作れば、リピーターとして固定店舗にもお客様が流れてくる可能性もあるでしょう。また、固定店舗での食材や人員も有効活用できるので効率的に営業が可能です。新メニューや新店舗のテストマーケティングなどをキッチンカーで行う方法もあります。
スタッフの管理や人件費の心配も不要
固定店舗の運営ではスタッフの管理が必要であるのと、人件費の負担も大きいです。しかし、キッチンカーでは基本的に1人~2人で営業するので、その点スタッフの管理や人件費の心配もありません。その分スピーディな提供を求められますが、注文を受けてから提供するまでの作業工程を常に改善し続ければ解決できます。効率化を意識することで、限られた時間内に最小のスタッフでたくさんのお客様に料理を提供できるのです。
キッチンカー(フードトラック)の開業手続きとサポート
札幌でキッチンカーの出店をする場合、開業までさまざまなステップを踏む必要があります。ここではキッチンカーにおける開業手続きについて、また開業のサポートをおこなうサービスについても紹介していきます。
保健所へ営業許可を取得
キッチンカーの出店では管轄する保健所に届け出をし、営業許可を得ることを忘れてはなりません。札幌市内でキッチンカーを出店するときは、札幌市保健所へ許可を取得します。ただし札幌市外で営業する際は、各地域の保健所で別途営業許可を取得しなければならないので注意しましょう。営業許可を取得するにはキッチンカーの施設基準を満たすのが条件です。営業室の高さや、設置する貯水・排水タンクの容量などの指導基準が設けられています。
食品衛生責任者の設置
キッチンカーの申請書類の提出では、食品衛生責任者の原本が必要です。食品衛生責任者とは、食品の営業施設において、衛生管理を担う責任者のことをいいます。調理師や栄養士の国家資格があれば、申請のみで資格を取得できます。また国家資格がない方でも6時間以上の養成講習会を受講すれば、食品衛生責任者の資格を取得できるのでご安心ください。
メニューの取り扱い品目や仕込み
札幌市保健所では、キッチンカー内の仕込みにおいては加熱や成形などの簡単な調理加工をおこなうのみとされています。調理営業の場合は車内で簡単な調理や加熱、盛りつけは許可されています。しかし具材を切ったり下味をつけたりといった仕込みは、営業許可を取得済みの別施設で行わなければなりません。
たとえば固定店舗や友人・知人の飲食店を借りて仕込みをおこなう方法があるでしょう。自宅での仕込みは厳禁となるため注意してください。もし、仕込み場所がない場合は、加工済みの具材を仕入れましょう。
また、キッチンカーの取り扱い品目は札幌市の場合2品目までとされています。生寿司や生クリームなどの生ものは取り扱わないなど営業の制限もあるので、メニューを決める際は確認しておきましょう。
許可書の新規申請
キッチンカーの出店をするにあたり、許可申請の書類を作成し提出しなければなりません。許可書(登録書)は、キッチンカーの外側から見やすい場所に提示する必要があります。申請手続きは営業開始の2~3週間前に行いましょう。
まずは車を改造する前に、車内平面図を持参して札幌市保健所食の安全推進課へ事前に相談しておきます。その後申請に必要なものを揃えて、許可申請を行いましょう。キッチンカーを検査する日時を決め、本人立ち合いのもと車内を検査します。施設基準が適合しているのを確認できれば、数日後に許可書が交付されます。
札幌のキッチンカー(フードトラック)を参考に出店を検討しては
札幌ならではの特徴をもった人気のキッチンカーはいくつかあります。次のステップを模索する飲食店経営者の方や独立を検討するシェフの方は、札幌で人気のキッチンカーをヒントに出店を検討してみてはいかがでしょうか。